***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2002年10月14日月曜日

汕頭と潮州 みっかめ

9時出発。9時半にはうなぎ養殖工場の市内出店に停まって見学。うなぎは群生性だそうで、長モノ嫌いの人にはきゃーっな水槽がどっさり。ほら、これ。養殖工場紹介ビデオでは大人の頭ほどの練り餌を養殖池に落とすシーンがあり、下から横からびちびち集まってきた数万本のうなぎの圧力で、練り餌、沈んでいかない。運良く喰らい付けたうなぎはそのまま練り餌に食いもぐっていったりして、総毛立つとはこのことである。あんな映像見せといて、食い物としてのうなぎを売るつもりかい…とげっそりしつつ映像室を出たら、香港人、買う買う。私にはげっそりなあの映像も、香港人には「生猛ら~」と食欲をそそったのかもしれない。

さて中国では「天然」「緑色」「環保(環境保護)」などのタームが現在大はやり中である。しかし 養殖うなぎのキャッチコピーにまでそれが使われているのはいかがなものか。養殖うなぎ。いかなる意味においても天然でも緑色でも環境保護でもないだろう。

まあいい。乗車。あとは深センに帰るだけ。つーか領隊(添乗員)が導遊(ガイド)と相談し、「皆さんお疲れのようですから、予定では行くことになっている最後の観光地を省略します。了解の印にこれにサインを。」と、一番前の客にテキトーにサインをさせた。「予定」もなにも、初日から予定とはぜんぜん違った行程だったのだが。なんか来週のカンボジア旅行にちょっと暗雲が。女皇廟(バンテイアスレイ)まで行くという行程を見て他社より高いツアーを選んだのだが、ちゃんと行ってくれるのだろーか。

昼、例の裏口、じゃなかった后門で高速を降り、行きの后門飯店よりちょっとこましな新しめのドライブインで食事。けっこう豊富。再び乗車して深センへ。梅林で第二ボーダーを越え、福田の農林センターで植木を見てから、明るいうちに羅湖解散。値段の割りに豊富な行程ではあったが、やはりパッケージツアー、しんどいなあ。精神的に。

羅湖の駅裏に昔よく食べた桂林米粉屋がまだあり、酸筍がなつかしくて入って食う。んまかったが昔とやや味が違う。気がつくと老板が潮州語を話していたりして、ああ、オーナーが変わったのね。時は流れる。変わらぬものはなにもない。税関の外国人カウンターが激混みで、怒り狂いつつ過関。かえって風呂入って寝ました。(もはや小学生の夏休みの日記帳と化した旅行記。)