***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2003年12月23日火曜日

広州 いちにちめ

相棒が「体もうなんともないからどっか行く」と言い出した。どっか行くってどこよ。いまから行ける所って大陸ぐらいしかないやん。

ここ数年、陜西人民出版社がいい旅行の本を出している。なかでも「中国古鎮遊」というガイドブックはお勧めだ。そこに広東省の古い鎮 (町や村)の紹介がいくつかあり、500年ぐらい歴史のある三水市楽平鎮大旗頭村に出かけることにした。それだけだと地味すぎて小僧が かわいそうなので、できれば蕃禺の野生動物園をプラス。とりあえず広州に宿を取ることにして、一泊するか二泊にするかはそのとき決めよう。シャツとパンツと靴下をさささとデイパックに詰めて、さくっと出発。

というわけで小僧、初中国。回郷証は持ってないので、菊パスで過関。意外と順調。すぐに広州行き急行(途中石龍停車)で広州東站 へ。70元。小僧は35元。安いところに泊まってその分いいものを食おうと意見がまとまったので、230元のOriental Silk Hotel(三星級)とやらに投宿。早 速タクシーで白天鵞へゴー!。99年の旧正月にここに泊まったときのメシが印象深い、二階のレストランへ。香港の中級レストランの値段 で、とってもデリケートなお味。がつがつ食う。なに食ってもうまい。そんでまた内装の古び具合がおもっくそ私の好みで、こんな内装の家に住 みたいと切に願う。

食後、沙面を歩く。沙面賓館とやらを除いてみると、夜景の見える部屋が280元、それ以外が250元。改修済みで部屋は十分にキレ イ。沙面に泊まりたいなら次回はここもいいかも。沙面の向かいに大きな中薬(漢方薬)市場があり、嗅いだだけで病気が治りそうな匂いが あたりに充満していた。楽しく見物(主に相棒)。その横の通りが寵物(ペット)市場になっており、犬、猫、うさぎ、カメ、金魚、熱帯魚などを 楽しく見物(主に小僧)。

歩きつかれた小僧が眠ってしまったので、人民路の養生堂へ。上に穴を開けたココナッツにうずら一羽を丸ごと沈めて燉した、名物の一品 を楽しく欣賞。うまっ。たったの10元ですよコレが。日も暮れたし、小僧が重いので宿に帰って休憩。それから歩いて近所の王府井百貨へ。8階に王府井酒家があ る。ひらめは我が家では比目魚とか左口魚とか呼んでいたが、広東では多宝魚と呼ぶようだ。一斤多のを清蒸に。帆立のにんにく蒸し。小僧に何が食べたいか聞く と「えびごはん。」と断言。昼もはーがう(蝦餃)三つ食ったろジブン・・・。半斤白灼蝦、空心菜、大根をパイ皮でくるんで揚げたもの。工夫茶 で粒粒鉄観音。食べすぎで口から出そう。