前夜、日付の変わる頃にようやく帰宅出来たというのに、財布を会社に忘れるという大失態。財布には出国と入国に必要なIDカードが。仕方なく会社に戻り、無事回収。二時半頃までかかって荷造りの最終点検を済ませ、就寝。
四時過ぎに起床。4時45分に家を出た。まだMTRの始発前である。夫がバス停まで送ってくれた。
初乗りエミレイツは2-4-2の小さい機体で、八割程度の客入り。早朝に乗って、到着したら現地の夜という、まる1日を無駄にする時間だからだろうか。でも夜便だと、当日の仕事が終わるかどうか気が気じゃなかったので、仕方ないのよね。
まず到着したドバイは現地時間11時。外の気温は37度だとか。空港は香港空港がショボく思えてくるほどの豪華さで、隣のターミナルに移るために乗る地下列車の乗り場に降りるために、エレベーターを待っていて、二台一緒に降りてきたと思って載ったら一台だった。エレベーターのドアが二枚ある大きな筐体で、なかは八畳ぐらい?
乗り換えゲートを確認してから、人間観察に精を出す。客にはインド系が多く、働いているのはアラブ系のほかには小柄なアジア人、多分マレーシア人が多かった。
空港内の電車もエレベーターも見事なバリアフリー設計で、乗客の移動を誘導する動線もわかりやすく色分けされた床のデザインで表示されている。金があるっていうのは、何事も洗練されるもんですなあ。車椅子の旅行客がたくさんいた。
小僧がバーガーキングでチキンバーガーを注文。ソースの味が違いすぎて食べられない。ソフトクリームは普通の味。
乗り換え。ロンドン行きの飛行機は先程のより大きな機体で、見られる映画や番組が充実していて退屈しなさそうだった。エリザベス一世の映画を二本と、Oceans11を見て、寝て起きて寝て起きたら到着。
入国でかなり並ぶ。パスポートコントロールで渡航目的を聞かれ、コミュニティシールドを見に来ましたと答える。どっちのサポーターかと聞かれて「アーセナル」と答えると、「ブーっ、このまま帰れ」と。
無事入国。預け荷物もなかったのでさくっと地下鉄で移動を考える。香港のオクトパスの原型であるオイスターカードを購入。自販機にHSBCのクレカを差し込むと数十秒で超あっさり変えたので幸先良し。
初乗りロンドン地下鉄は聞いていたとおりすごーくちいちゃく、天井の両辺が筒状のトンネル(まさにチューブ)の形に合わせて丸くなっていた。大柄なアメリカ人観光客が天井に頭をつけそうに乗っていた。
乗ってびっくり。目的地のGloucester Road駅が改修中で閉まっているとのこと。隣の駅から歩かねばならない。駅の階段でコケた。ロンドンの人は親切。荷物を階段の下までおろしてくれた。外にでると雨。そして寒い。周囲の人に道を聞く。親切にスマホで地図を検索してくれた人がいて、指示通り歩く。幸いさほど遠くなく、到着。
ネットで予約時にわかっていたことだが部屋は狭かった。冷蔵庫は無いと思っていたが、冷蔵庫ではないものの、飲み物用のワインクーラーがあり、ほぼ冷蔵庫と同様に使えた。最寄り駅の封鎖のせいで時間を食ったため、すでに夜の九時。疲れたのでこのまま風呂に入って寝ることにする。