本日は松阪→大阪の実家移動日。
ホテルの朝食はいまいちだった~~~。全部冷凍食品だった。広島とか岩国のビジホのはよかったのにな。
近鉄電車で鶴橋まで、乗換なしで二時間ちょっと。三重→奈良→大阪と、山と県境を越えて移動する。私の大好きな普通列車の旅。沿線をググっていると赤目四十八滝があり、山歩きの好きな夫に行ってみるかと声を掛けるも、駅で荷物を預けられなかった場合にフル荷物で往復16キロは厳しいんじゃないかという判断になり、却下。長谷寺は駅から15分だというので、こっちに行ってみることにする。ここと室生寺は、子どもの時に家族で車で何度も来ているはずだ。最近平安貴族関連の本をまとめてい読んでいる私には、長谷寺は初瀬詣でとしてよく目にする名前でもある。
車で連れてきてもらっていたときにはわかってなかったが、駅から行こうと思うとまず駅から谷底まで降りて、そこから反対側の山を登って山寺へゆくのである。ロープウェイで繋いでおいて欲しい。
これ、私も前から思ってた。同じようなこと疑問に思う人いるんだなあ。
平安時代の貴族の女性が、奈良の長谷寺詣でする時はどうやって行ったのか?長谷寺への道は険しい。男性は馬に乗るなどしたようだが。
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000247541&page=ref_view
長谷寺は春の牡丹と秋の紅葉が有名な寺だが、牡丹は少し前に終わっていて、紫陽花が咲き始めていた。本堂から正門へ降りる脇道の階段に、紫陽花の鉢を並べていて、今はまだ隙間が見えているが、これから雨のシーズンにかけて花がみっしり階段を埋めるのだろう。
本尊の十一面観世音菩薩は日本最大の木造観音像だそうで、ありがたく拝んだ。清水みたいな大舞台からの眺めもよく、こちらも素晴らしかったが何しろ暑い。水やらリポDやらを飲みつつ駅へ。来るときに途中の鄙びた売店の店先に並べてあったお茶葉を買おうと思ったのだがどなたもいらっしゃらず、笊に代金を置いて行くことにした。
再び近鉄電車に乗り、鶴橋へ。コリアンタウンに行こうかと思ったのが、夫があまり興味がなさそうで、じゃあ何がしたいかというと「刺し身を食べたい」知ってたよ!!!
阿倍野の名店、『スタンド ふじ』で昼食。やっす! うっま! 嗚呼、次来るのいつかしら。私はこの店のごぼうの天ぷらが大好きなの。おつくり盛りあわせ、うな肝からあげ、かにみそ、ごぼう揚げ、うにいくら丼、揚げ出し豆腐、ゲソ天ぷら、生ビールふたつで4,780円。HKD240かぁ~、息子氏が仕事をしているあたりで座って定食を食べたら、一人でそのくらいする。
阿倍野にはmont-bellが三軒あり、うち一軒へ。夫がここで短パンを買う。私は膝辺りでファスナーで切り離しができるカーゴパンツが欲しいのだが、mont-bellの衣類は結構するので、なんつかもうちょっと、旅に出られる体型になってからその体型で買いたいなと見送り。25Lぐらいのデイパックも一つ欲しいし、40~50Lぐらいのバックパック(私の人生で最後のバックパックになる予定)のも前から考えてるのだけれど、定年まであんまり使う機会もないので、もうちょっと先にしようかな。
さて年貢の納め時で、実家へ向かう。ここからは旅行ではなく業務。明るいうちに実家入りし、風呂に入り、遅い時間に軽い夕食を提供してもらい、母が用意していた上善如水を飲みながら夜更かし。よく飲む婆さんだ。
旅はこれで終わり、夫は明日香港へ帰る。私はもう数日滞在する。