***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2024年5月25日土曜日

浜松→松阪

本日は浜松→松阪移動日。


朝7時の電車に乗らねばならいので、朝食は前夜のうちにコンビニで買っといたおにぎり二つである。夜遅くに買ったのでひとつ30円引き。日本のコンビニのおにぎりはおいしいねえ。香港にも「華御結」という日本人が作ったおむすびのチェーン店があるのだが、安いやつでもひとつ二十ドル前後からで、ということは今のレートだと400円ぐらい。日本の倍以上である。梅おにぎりだと三倍ぐらいになるのかかな。


今日の移動はよりどりみどりで、まず静岡県浜松から、隣の愛知県豊橋までJR東日本で行く。豊橋からはローカル線で渥美半島の途中まで移動。単線電車でゴトゴト行けるところまで行ってから、バスに乗り換えて半島の先っぽまで。そこから対岸の三重県鳥羽までフェリーが出るのだ。そして鳥羽から伊勢に移動して、人並みに伊勢神宮を参拝する。で、今日は土曜で伊勢のホテルが倍ほどするので泊まれず、隣の松阪市まで移動して投宿する。落ち着きのない一日である。大好き。



生まれて始めてみる浜名湖よさようなら~~~。多分もう一生見ることはない~~~。たぶん食べないだろうと思ってたうなぎもやっぱり食べなかったし~~~。浜松から豊橋までのJR東日本ではには、朝練に出るらしい高校生がたくさん乗ってきた。男女ともに布袋に入ったなにか長いものを皆さん持っている。弓道なのかな。女子のほうが長いような気するのはもしかしたら薙刀?


豊橋到着。連絡通路を歩いて豊橋鉄道へ。窓口で鳥羽までの通しチケットを買う。乗るとすぐ発車だった。今度はうって変わって、乗っている高校生たちがみな参考書を広げて勉強している。さてはこの先に進学校があるんだな。せこい私はちょろっと調べた。偏差値70の県内有数の進学校があった。


単線であちこちの駅で通過待ちをしつつ、終点の三河田原まで。ここから先はバスしか無い。接続よくすぐ来たバスに乗れたものの、このバスは渥美半島の途中の保美というとこまでしかゆかず、その先に行くには45分後に三河田原を出るバスを待つしか無いのであった。つまり、三河田原の駅の待合室で待つか、保美のバスの待合室で待つかどっちか。


路線バスで楽しく移動して保美到着。バスの待合室はコンテナを切ったみたいなやつだったので、そのへんをぶらぶらあるく。幸い向かいの道をちょっと入ったところに大きめのコンビニ(ミニストップ)があった。座るところもある。コーヒーとエナドリ2本を買って時間をつぶす。45分後に来たバスに乗ると、その先は大きな道路を走らずに農耕地に降りて村の道をくるくる回りだしたので、それもおもしろかった。目と鼻の先の伊良湖岬にようやく到着。


フェリーターミナルでお茶葉などを買い、鳥羽へ向かう。途中で三島の『潮騒』の舞台となった神島などを通過する。いい天気で景色が良い。この景色を堪能しようと思ったら、車を借りてドライブなんだろうけど、私の免許はもう執行しちゃった。日本での身分証明とかの利便性を考えてもう一度免許証が必要になったら、一万円以下で即日取れる原付免許を取得するつもり。そんで取得後(できれば即)返納して、代わりにもらえる「運転経歴証明書」を身分証とする。


鳥羽到着後に付近で食事をしようと思っていたのだが、夫はこのまま伊勢に行くという。それもよし、どうせ水族館にもミキモト真珠島にも縁のない我々だし、移動だ。近鉄で伊勢市駅まで移動し、土曜で混む中、首尾よく最後にいっこだけ空いてたロッカー(小・400円)に荷物を押し込んで、とりあえず外宮に向かった。


外宮真ん前の茶屋で団子を頼み、と抹茶ラテを飲む。暑くてかなわん。今回の旅行では象か虎かサーモスかの小さいステンレスボトルを絶対買う。香港の半額で買えるはず。


外宮参拝。こんなんだったっけ。(たぶん小学校の修学旅行以来) 外宮前からバスに乗り、内宮へ向かう。猿田彦神社はパス。終点の内宮前まで行き、橋をわたって内宮参拝。こんなんだったっけ。数万円払うと、布を垂らして見えなくしてある内宮の門の中まで入れてもらえるそうだが、多分短パンでは断られるんだろうな。(宮司に引率されて入ってる人がみなネクタイ絞めたスーツ姿だった)


内宮前から猿田彦神社ぐらいまで参道を降りようと思ったが、太秦映画村みたいな参道は観光客で一杯で死にそうな気分になったので、途中で横にそれてバスに乗って帰った。伊勢市駅で荷物を請け出し、急行15分で松阪へ。一生のうち二度松阪に来ることはないであろうと思われたので、松坂牛食う?と誘ってみたのだが、刺し身を食いたい、飲食店ではなくて自分で見て選びたいと断られた。まあよい、そのために近所にスーパーのある宿にしたのだ。


宿は駅からやや遠く、あまり新しくもなかった。大きな駐車場があり、釣具を持った泊り客がたくさんいたのでそういう宿なのだろう。スーパーホテル松阪、朝食付きで9,246円。荷物をおろして、早速スーパーにゆく。そこそこの品揃えで、食べたい魚全部と酒とケーキと牛乳で3,000円ちょっとなのは嬉しいなあ。香港の日系スーパーだと刺身盛り合わせひと船でこの値段を超えちゃう。外食だとさらに倍だ。


今日は移動距離がそこそこ長く、疲れたので風呂に入ってごろごろしているうちに眠くなってしまった。スーパーはなんと24時間営業なので、余力があったらもう一度行こうかと思ってたのに。