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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2005年10月23日日曜日

街観光の日

セントーサと動物園は日曜を避けることにしたので、本日は街歩きの日。アラブストリートでモスクを見物、ぶらぶら歩いて泥棒市場へ。この世にいらないものなど何もないのだなあ。しかし誰が買うのだろう。ちんたら歩いてリトルインディアげ向かう。小僧が何か食べたがったので適当な海南鶏飯屋に入る。大ヒット。ウマー。SP$3なのに。香港のその辺の店にも普及して欲しいなあ。

リトルインディアでインド雑貨屋の列を冷やかし、大きなゴプラムの建ったヒンドゥ寺院を見物。死体の腸を食べるカーリーの像があり、小僧が真剣に怖がった。近所のインド料理屋でインド定食。嫌がる婆を目の前に、私はバナナの葉っぱの上でこねまくって素手で食べました。香港だとなかなか南インド料理がないからねえ。近所の公園で小僧を少し遊ばせてから、タクシーで宿に帰って昼寝。

たっぷり2時間の昼寝の後、6時のダックツアーを予約してサンテックシティへ。ダックツアーとは、水陸両用車(愛称ダック)でシンガポールの観光を、海と陸の両方からしてしまおうという楽しいツアーである。でもこの車自体はベトナム戦争のときにアメリカ軍が使ってたやつらしい・・・。ツアーの始まる時間までに、夏いっぱい履いて履いていくら洗っても臭い小僧のサンダルを買い替え、Rockportが2割引だったので婆のサンダルも買い、アイスクリームを買って歩き食べしてから乗車。

6時乗車。ダック号は順調に海岸へ向かい、小さなビーチからゆっくり海の中に入った。船としてのほうが揺れが少なく、エンジンの音も小さくて乗り心地がいい。ここから世界三大ガッカリの筆頭として名高い、水を吐くマーライオンまでのクルーズなのだがこれはいったいどうしたことか、海に入ってほどなく、シンガポールの二代目大統領の名前が付いた、なんとかという長い橋の手前で船が故障、そこで止まってしまった。

30分ほどそのままで、結局、私たちの後から出発してクルーズを済ませて帰ってきたもう一艘のダック号に全員乗り移った(けっこう危なかった)。定員の2倍の乗客を乗せたダック号は、無事岸に上がり、しかし立ちっぱなしの乗客なども乗せたまま、まるで何事もなかったかのように観光を続行。でも通路は立っている人で埋まっていて前が見えないし、そもそもお目当ての海からの夜景を全く何も見ていません。私は隣に座っていたオーストラリア人の家族と話をし、ツアー終了後にチケット売り場に戻って返金を交渉することにした。だって英語が上手な人がいるほうが話が早いもーん。結局我が家と、オージーの家族と、マレーシア人のカップルと、中国人の家族が交渉に参加し、30分ほどの折衝の後に全額を払い戻してもらった。

風水を考慮して作ったという、幸運の泉とやらで噴水ショーを見てから、とん吉でとんかつとお子様ランチを食べて満腹で帰ろうとしたのだが、夜9時、タクシー待ちの列がすごいことになっていた。on callのタクシーが次々に来るのだが、流しを待つ人も多い。シンガポール人って気が長ーい。状況を飲み込むまでに20分ほどかかり、「呼べばいいのだ」と気が付いたときにはあと2組というところだったので、そのまま待ってたらさらに20分ほど、やっと来た流しに乗って帰った。計40分。うへぇ。今度シンガポールで同じ状況に陥ったら、すぐ呼ぶことにする。香港には(多分)ないシステムだ。