***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2011年1月1日土曜日

day08 元旦を高原の避暑地で



あけましておめでとうございます。本日のハイライトはロープウェイと高山鉄道の旅。ケアンズ郊外のクランダという町までお出かけである。ゆうべ12時から海辺で花火があり、15分ぐらい爆音がとどろいていた。ホテルは海辺からわずか1ブロックなので、翌日寝坊できるなら見に行ったが、本日は8:25にピックアップの車が来るので、そのままぐうぐう寝ていた。


7時さわやかに起床。8:25、Skyrail社のミニバスがピックアップに現れ、2軒ほどほかのホテルを回ってから、郊外のSkyrail始発駅へ。郊外にはサトウキビ畑が広がっていた。駅のカウンターで、インターネット予約客(我々だ)がプリントアウトしてきた予約表を機械にかざすと、Skyrail(ロープウェイ)、高山鉄道、Fleshwater駅からホテルまでの送迎、以上の3枚のチケットがつづりになったものが4人分出てきた。よくできてるなあ。

ロープウェイ乗車。急上昇でケアンズ郊外がぐんぐん後ろに遠ざかってゆく。すばらしい景色である。







ま、高所恐怖症の私なおは尻がむずむずすることもまた事実であるが。最初にRed Peak駅で熱帯雨林の遊歩道を散策。蚊がどっさり。ここへ行く人は虫除けを忘れないようにしましょう。




再乗車。すぐに最高地点。これを超えてからしばらく緩やかに下降すると、滝の音が聞こえてきた。アーロンの滝というそうで、この滝の駅で下車。滝への展望台へ行く。雨が続く天気でもあり、滝の水流は十分で、壮観だった。



再び乗車。滝を見下ろしつつロープウェイはさらに下降し、川を一本越えてクランダ駅到着。あっという間であった。


ここでは小僧のオーストラリア訪問の最大の目的、コアラだっこ写真が取れるはずである。ほんとはちゃんとした動物園に行きたいのだが、母の体力を考えると広い動物園を一日歩くのはちょっと無理かな・・・。お土産屋の奥にしょぼい動物ランドがあり、トカゲやらクロコダイルやらを見た後、カンガルー放し飼い地区の手前にコアラ抱っこ写真屋があった。





先にカンガルー。よく慣れていて、えさを持って立っていると、びょんびょん跳ねて集まってくる。東大寺の鹿や、これ。一生分のカンガルーの写真を撮る。






それからコアラ。私の感想は「くさっ!」であったが、小僧は「かわいー(Love、かわいー(Love」と大喜び。意外とこういうもんが好きなのか。コアラの爪は結構痛かったそうである。


動物ランドを出ると、中の檻から逃げてきた?というようなトカゲがのっそり歩いていた。



ランチをカジュアルな店で。昨日のBLTがおいしかったので今日も頼んだだら、ぜんぜん違う出来のものが出てきた。脂っこくてべっとり。夫が頼んだカンガルーバーガーが、これまた臭いのなんのって。私はたいていのものは食べるほうだが、これは食えんかった。小僧はチキンバーガー。私は3皿からの少しづつつまみ食い。


クランダは、陽朔に似ていた。観光地郊外の観光地。日帰り観光y客がどっさりで、土産物屋がどっさり。そういうところであった。元の住民には心外であろうが。


鉄道駅に戻る。復刻列車というので、座り心地悪いカチカチ椅子を心配していたが、ふかふか椅子でヨカッタ。私はいいが、骨川筋衛門の夫と、60過ぎて体重をごっそり減らした母が、長時間座っていると尾骶骨の部分の皮膚に床ずれを作っちゃうのだ。行きの飛行機ですでに出来てしまった。



クラシカルな列車は定刻どおり出発。アーロンの滝でしばらく停車。天気がよかったら絶景だっただろうなあ。無数の橋とトンネルを経てFleshwater駅に到着。私たちはここで下車、ホテルまでバスで送ってもらう。さよなら、もう見ることのない光景たち。













ホテルに帰ると小僧以外は疲れきっていて、夫と母は部屋で爆睡、私は一応小僧の監視があるので、プールの見えるベランダでやはり爆睡。体力無尽蔵の小僧だけが再びプールで遊びまくり。日が落ちるまで遊んで、今夜はホテルのレストランへ食事に行く。


小僧はキッズメニューのフランクフルト+チップス。大人三人は子羊の腿肉、魚のフィレ、シーフードのスパゲティの三品をシェア。地元のビールで乾杯。で、元旦の夕食といたしました。