***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2011年1月3日月曜日

day10 シドニーへ移動

月曜だ。小僧のガッコは本日始まりのはず。(もはや破れかぶれな母)

朝食。冷蔵庫に残っていた羊肉と野菜でがっつり朝から肉スープ。



タクシーで空港へ。運転手がシドニー在住かと聞いてきた。中国系移民と思われたようだ。「シドニーにはチャイニーズがたくさんいるだろう。ケアンズにはチャイニーズはあまりいないが、ブラックがたくさんいる。やつらは怠け者だ。99%が怠け者だ。俺は州に最低60時間は働いているのに、70時間働くこともあるのに、あいつらは働きもしないで政府の金だけ受け取りやがる」と、lazyをライズィと発音しながら、体格のいい初老の白人の運転手はぶつぶつ言い始めて止まらない。よっぽど「ポーリーン・ハンソンの支持者なの?」と聞きたかったが、余計なことはやめにした。それでも夫が料金にチップを足すと、トランク(オーストラリアでは"boot"というようですな)から荷物を降ろして建物まで入れてくれ、「善き人々に善き新年を」と、耳障りのよい挨拶をしてくれた。

"Racism, for me, is being a second-class citizen in my own community." だったかな。あとでシドニーの博物館のマイノリティに関する展示の視聴覚素材で、インド系の住民のインタビューを聞いた。肌の色の違う人々が主導権を握る国に住むとは、どういう経験なのだろう。私の一生にその機会はなかった。小僧にはあるかな?

シドニーへはジェットスターで。機内食も飲み物もエンタメも有料。いっそさっぱり。でも安いから。
到着。到着時のホテルより張り込んで予約しました。そしたら思ったよりよかった。入って順に、右手にバスルーム、


(洗濯機と乾燥機付き)、


ベッドルーム(クローゼットとTV)


  


階段を降りてフルキッチン(電子レンジはもちろん、皿洗い機にオーブンまで!)、


最後がリビングダイニング。4人がけのダイニングテーブル、ソファ(→エキストラベッドに)、TVセットにはDVD/CDプレーヤー付き。まいった。該有都有!




キッチンはキチネットを予想していたのだが、ディスポーザーまでついた本格的なキッチンで、食器はワイングラスもシャンパングラスも完備でした。はうう。おままごとに励もうっと。

遅い昼食をとりに外へ出るも、ランチの時間を外れるとレストランはいったんしまってしまうらしく、結局バーしかない。若い白人ばかりで確かに場違いなのだが、カウンターで並んでいると明々白々に無視され、抗議しようとした瞬間、私を飛ばして注文を聞かれた白人男性が「この人俺より先に待ってるじゃん」と言ってくれた。being a second-class citizen って、こういうことだよな。一言言ってくれた客に礼を言い、注文する。後で席に戻る彼を目で追うと、彼のテーブルにはインド系とおぼしき連れが座っていた。なんとなく、納得した思いを抱く。

サーモンのステーキ、シーザーチキン、チップス、ワイン(大人)、りんごジュース(小僧)で一息。お味はよかったですわよ。

宿に戻り、昼寝の母を部屋に残して、食材の買い足し。酒類を買おうと思ったら、スーパーのリカーセクションの檻が目の前でガラガラガラと閉まって行きました・・・。販売は7時までみたい。オーストラリアって、全土ドライステートなの・・・?

夕食は小僧リクエストによりハンバーガー。クリームチーズとベーコンのペンネ。ベビースピナッチとトマトとキュウリと米のサラダ、じゃがいものサラダ。



小僧たっての願いでハンバーガー肉を買ってきたら、もんのすごいにんにく&たまねぎ臭。こんな臭いのがデフォルトか。油がないので、バターを使ってオーブンで焼くと、こんがりふくふくでいい匂いに焼けました。バンズを切り、トマトとベビースピナッチをはさんで完成。母用にオーストラリア製のレンジでチンごはんを買ってきたら、プラスチックみたいにぼそぼそで食べられたものではなく、思いつきでグリーンサラダに混ぜてドレッシングをかけたら、これが意外なうまさに化けた!

明日は一日遠出なので、今日は早めに寝ましょう。