***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2002年3月29日金曜日

ティオマン最後の日


朝8時ごろ、次の客が到着したからなるべく早くチェックアウトしてくれと頼まれてむかっ。ベイベエ連れになんてこと言うんだ。昼寝の場所が必要なんじゃわいとゴネて居座りつつ、今夜の宿が空き次第移ることにする。


宿が空いたので移動。


















今夜の宿はバルコニーが広く、椅子のほかにハンモックがついているというラブリーさだ。さっそくるーを昼寝させる。小さいので網の両脇が余ってしまい、押さえていないとるーが完全に中にくるまって繭状になってしまう。それはそれでかわいいが。















そんでもて目の前が海!
美しいビーチ!!!


さて暑い日中は昼寝で過ごし、夕方からボートをチャーターしてスノーケリングにおでかけ。コーラルアイランドといういかにもな名前の離島に行くのだ。ちび連れで行くので屋根つきの大きなボートをチャーター。送迎だけではなく3時間程度借りっぱなしにしたので、RM150と高くついた。小さいほうのボートだと
RM100。チャーターではない場合、コーラルアイランド往復がRM30 、モンキーベイ往復一人RM20、ティオマン島一周一日ツアーが一人RM35。


るーに海パンをはかせ、水とおやつを持ってさあ乗船。宿のオヤジが自ら運転するようで、私たちに「友達を乗せていってもいいか?」と言い出した。私は相棒と顔を見合わせ、「その「友達」とやらからもカネを取るんなら、私たちはこのボートをチャーターしたんだからお断りする」と言いかけたところ、水中メガネと浮き輪を抱えてやってきたのは彼の奥さんと姪と3人の子供たち。それって「友達」じゃなくて「家族」じゃん!子供とるーは毎日遊んでいるうえ、おもちゃを貸してもらったりもしているのでもちろん快諾。

というわけでアイランドホッピング。かっとばして20分程度、ここがベストスノーケリングポイントだと島沖の岩場に船をとめてくれた。確かに珊瑚は見事で、3-4mの水深に見事な枝サンゴの群生が見え、ダイビング中の船も何艘か停泊している。たがここだと子供たちは船から下りられないし、女性2人も島の人なのになんと泳げないようで、救命ベストを着込んでいる。ビーチ近辺に珊瑚礁があるならビーチに行ってくれとお願いし、美しいビーチに付けてもらった。

薄力粉のように粒子の細かいビーチから、数歩ですぐに珊瑚礁。引き潮なのでサンゴでおなかをこすりそうである。気をつけて少し沖まで出た。ん~。ん~んんん~。あーもうイヤになってしまう。なにこのラブリーな枝サンゴは!ああ、2年ぶりなのでちょっと興奮しているのねワタシ。でも2年前のフィリピンはセブ沖でダイブだったのであんまりたいしたことなかったぞ。香港のサンゴはたいしたことないし、その前のピーピー島がよかったな~、ボートのチャーター代は安かったしな~、特大の石班を2条もモリで付いてもらったしな~、でもサンゴはこっちのほうが上かな~。

などとすっかりハイになりつつも堪能し、相棒と交代。ビーチ奥の日陰で遊んでいたるーを波打ち際に連れ出し、水につけて遊ぶ。ってるーを遊ばせているというより、あたしがるーで遊んでるのか。足元まで寄ってくる魚をひゃあひゃあ言いながら指差するー。ママの支えつきで背泳ぎを楽しみ、波打ち際のサンゴを拾ってはかんかん打ち合わせて喜び、波に足をすくわれてすってんころりんし、宿のおっちゃんが拾ってきた黒ナマコを不審そうにみつめ、触り、けっこう楽しんでくれたのであった。

さっきの沖合の岩場に未練があり、やはり行ってもらうことにする。オヤジがるーは見ていてやると言うので、相棒と2人で飛び込んだ。う~ん。お見事。もう日がかげってて太陽光の入角度が浅いのが惜しいが、それでも楽しめた。るーといっしょに楽しめるようになるにはあと10年かなあ。ダイブは15年。それまではこうやってちまちま楽しむか。 船にあがると、すっぽんぽんのるーはバスタオルにくるまれ、体格のいいおっちゃんに抱かれて
まったりしていた。全く人見知りをせんヤツよのう。帰って夕食とって本日は終わり。ティオマン最後の日はなかなかいい日であった。