***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2024年6月28日金曜日

超大雨で在来線全線停止

すき家で朝定食を食べると、夫婦ともに夕方までお腹が空かないのでたいへん経済的。私は納豆まぜのっけ朝食、夫は塩さばまぜのっけ朝食が気に入った。


さて本日は鹿児島県内をバスと列車で周遊の日。組んでいた予定は以下の通り。

  08:56 - 09:14 鹿児島中央駅→伊集院(鹿児島本線)

  09:49 - 11:32 伊集院→枕崎(鹿児島交通バス)

  枕崎で昼食

  薩摩酒造見学

  11:54 - 18:42 枕崎→鹿児島中央駅(指宿枕崎線) 


市電で中央駅へ。ガッデム! 鹿児島内の在来線、全部止まっとるがな!!!

しかし新幹線は動いているので、指宿へは行けないけれど、新大阪へは行けるのであった。納得いかん…


しょうがねえので駅のカフェで朝食などを食べて、市電と市内バスは動いているので、市内一日交通券を買った。これでうろうろすることにする。

まずは市電で反対側の終点まで。鹿児島駅というややこしい名前の小さい駅が終点だった。そこから歩いて西郷隆盛終焉の地へ。まあ私は西郷より大久保のほうが好きなんだけど…。「晋どん、もうここらでよか」

鶴丸城趾へ行く。塀に西南戦争の銃痕がたくさん残っている。場内に黎明館という歴史博物館があり、見ごたえがあった。日本の博物館は撮影禁止のところが多いので、残念ですよね。東郷平八郎の揮毫などもあり、昔の人は見事な筆跡だなあ。

屋久島では樹齢1,000年以上の天然杉だけを「屋久杉」と呼び、樹齢1,000年以下の天然杉は「小杉」、人工的に植林された杉は「地杉」と呼ばれます。

京都人みたいなこと言うてはる。

視聴覚資料で、薩摩・大隅・種子島・奄美の方言があったので、聴き比べをした。不思議なことに、種子島の方言が一番わかり易い。薩摩と大隅の理解が半分ぐらいのところ、種子島は七割ぐらい理解できた。反対に、奄美の方言は一割ぐらいしかわからない。ふっしぎー。北海道は各地の移民による混交でドミナントな方言がなく、標準語に近い口語になっているのと同じような現象だろうか。種子島の口語は、時代劇のお侍さんが話すような言葉だった。

商店街に戻って、どってことない昭和な洋食喫茶店で、焼肉定食を食べた。どってことない味だったが、コーヒーがすばらしかった。ただ、禁煙でなかったので、店内にタバコの匂いが染み付いているのには閉口。

ぶらぶら歩いていると。ロフトとか無印が入っているビルの地下に生鮮食料品売り場があり、夕食は後でここに買いに来ることにする。あとは何もすることがなく、山形屋の地下の上品なケーキ屋でモンブランを二つ買って宿に戻った。

ついでに市電にまた長々と乗って、夜の住宅地を静かに抜けていく風情を楽しむ。ああ、帰る時間を考えなくていい旅がしたいなあ。

ホテルでしばし休んだあとは、さてさて夕食の買い出しに行き、まずまず満足なご飯を食べて、急須を使って美味しいお茶を淹れて、ケーキを食べて最後の夜は終了。鉄道旅行が出来なかったのは残念だけど、ゆっくりできたのはそれなりに嬉しいかな。