***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2022年10月22日土曜日

唐人街・江邊・カオサンロード

 起床。見てよコレ。ウッホウッホウッホ












Google Mapによれば、ホアランポーン駅の横、ホテルの斜向い、ここからバンランプーまで船があり、所要時間二十分ほどと表示が出るので行ってみた。この小さな船着き場。




















が、スケジュールの時間になっても船は来ず、対岸にいる人に身振り手振りで聞いてみても、否定的なジェスチュアしか返ってこないので、これは船は運行を停止中なのか、それば臨時なのか恒久的なものなのか、ひょっとして土日は運行無しの平日のみなのか、しかしとにかく船は来なさそう。

なのでメジャーな船、つまりチャオプラヤエクスプレスで行ってみるかと川沿いのマリンデパートメントまで行ってみたが、船はやはりこない。体力のあるうちに街をぶらぶらするかと、ホアランポーンから西北のヤワラーの大通りまで戻らずに、川沿いのごみごみした旧市街の住宅の間を縫う小道をそぞろ歩く。大通りよりずっと楽しい。ものすごくわかりにくい路地にある、安い割に豪勢なリバービューで評判のRever View Residenceというお宿や、夫の拝む清水祖師という神様の御廟も見つけた。



















そして川べりを歩いていると、さっき待っていたチャオプラヤエクスプレスが川を登っていくのが見えた。時刻表なんてまるであてにならない。

こういうのがどうしようもなく好き。

















ふだん朝食を取る習慣がないのでなかなかお腹が減らず、といって今夜は友人と食事の予定なので、いっそ昼食を抜いてしまうかと、このままあちこちをうろつくことにする。夫が懐かしの場所カオサンロードに行きたがったので、三美泰医院の前から1番バスに乗る。タマサート大の向かいで下車。大通りを渡るとすぐで、話に聞いていた通り、きれいに道が舗装されて、道幅も広くなっていた。

カオサンロードそのものはあんまりざわざわしていて泊まるのはなんなので、昔、長旅をしていた頃はお寺を抜けて川沿いまで出て、プラ・アシットのフェリーピア向かいのゲストハウスを定宿にしていた。シャワーとトイレ付き、クーラーなしで200Bぐらいだったと思う。マレー半島を南下してインドネシアを一周してくる間、そこに冬荷物を四ヶ月ぐらい預けっぱなしにしていたのに、保管料を一銭も取らなかったのでありがたかったのだが、調べてみるとその定宿は数年前に商売を畳んでおり、よく考えたら私たちが荷物を預けている間にそうなっていたら、それなりに大事な荷物はすっかり失われていたわけだ。若いって考えなしよねえ。

マッサージ屋はどこも一時間250Bほどだった。昔と違って、店がどこもすごーくきれいになっていたのと、足マッサージがやたら多かった。むかしは足はなかったよね。コーヒーを飲み、屋台で果物を切ってもらい、焼きおやつをつまみ、両替を少しする。レートは昨日より少し悪し。どえらい忘れ物があって、他人事ながらひゃああってなった。



















というわけで、新たな定宿を探すべく、運河を渡って北へ歩く。静かな住宅街なのに、ゲストハウスが山ほどある。時期と混み具合によっては400Bぐらいからありそうだし、これだけ密集して選択肢があると、泊まりはぐれるということがない。が、大昔の旅とは違って、今は宿を決めずに足で探すってのはもう無いんだろうなー。

次回考えているのは、エアポートリンクを終点まで乗って、そこからバス一本でこの地区に来ること。そうするとうまくいくと空港から一時間かからない、はず。(バンコクだしそりゃ無理か)

さて友人とホテルで五時に待ち合わせなので、渋滞を避けるべくこんどこそ船でホアランポーンに戻ることにする。プラ・アシットから16B、機嫌よくホテルに戻ると、友人は車でやってきた。ちゃんと駐車場のある宿に泊っててよかったなあ~。宿泊客の同行があれば八時間まで無料だそうである。

チャイナタウンの海鮮屋台に行く。ロブスターのチーズがけ、淡水テナガエビのBBQ、シャコの唐揚げ、血貝、巻き貝等々を食べる。ココナッツも飲む。たらふく食べて、もう少しおしゃべりをしたくなって足マッサに行く。ちょうどよくホテルのそばに小さな店があり、200B/1hr。わたしと友人は足、夫はカーテンを引いた隣で全身をやってもらうも、ここが使っていたマッサージオイルのハーブ臭がきつすぎて10分ほどで夫が逃げ出し、マッサージャーの女の子ががっかりしてたのが気の毒だった。いや、もちろん払うよ? 払う払う。

私たちがそのままマッサージを受けていると、夫が近所のコンビニで買ってきた牛乳を飲みながら店の外から中を窺っているのでおお笑い。それからホテルの部屋に上がってもらって、ホアランポーンの夜景を見てもらって、充実した本日はおしまい。