10時起床。雨。ホテルの窓から公園の向こうの聖マリア大聖堂を望む。
もう少し高い階だと、よく見えていい眺めだろうな。ホテルを出た並びにスタバ・サブウェイ・カフェなどがあり、カフェで朝食を取る。聞いていた通り、ミルク入りのコーヒーにLatteとかCappuccinoのほかにWhite Flatというのがあり、これが最も一般的なコーヒーなのだという。早速頼む。たいへんうまい。すばらしい一杯。
しかしながら4人で朝食を取ると$50を越えてしまい、うーんやはり朝食に毎度HKD400を支払うようでは二週間が続かないので、対策を考えねば。おまけにオーストラリアではクレジットカードの手数料を店側が負担しない場合も多く、払い手の負担となる。VISAとMasterが1.5%、AmexとJCBは3.5%とのこと。
シティホールとビクトリアビルディングの間を抜けて、ダーリングハーバーへ。水族館に行こうと思っていたのが、橋の向こうの海事博物館(Maritime Museum)沖に停泊中の軍艦が目に入るなり、小僧突進。

結局パパちんと軍艦二艘(現代の船と、木造のと)を見学しにいき、大喜び。私と母は外で座っておしゃべりしつつ、世界各地からの観光客ウォッチ。日本人意外とすくなく、最も多かったのは当然といえば当然ながら中国人。イタリア人30人ぐらいの団体が通り、どうも団体ツアーとかじゃなくて、全員親族のような感じであった。移民なのかも。
そうこうしているうちに、今渡ってきたばかりの橋の真ん中が外れて回りだした。船を通すという実用が目的なのか、観光用のショーなのかははっきりしない。

小僧、パパちんに引きずられるように出てくるも、私が「もうちょっと行ってきてええよ」と言ってやると、弾丸のように走って船に戻っていった。チケットもぎのお姉さんに、「僕は一回でたけどまだ見たいので、もっぺん入れてください」と交渉している姿が見えた。こういう努力は惜しまんやつ。私は腹と鼻の両方のぐらいが思わしくなく、旅行前のオーバーワークもあってちと疲れ気味。先進国は外出先の公衆トイレが綺麗なので助かりますね。
さてお次は水族館。鮫がいっぱい!ふわふわクラゲ。すっぽんはpig nosed turtleと言うのか…。ジュゴン。花模様の鮫とエイ。鮫の卵を初めて見た。黒い殻つきで、でかいムール貝のようであった。ユニコーンのようにあたまから角の突き出た魚。


満足して水族館を出て、ハーバーを見渡せるレストランで昼食。
大きなエビの甘辛炒め。ホタテのリゾット。チーズとトマトとパプリカのサラダ。イカのフライ。スパゲティ・ボロネーズ(小僧用)。チョコアイス(小僧用)。しめて$100なり。
タクシーを拾ってオペラハウスまで。
着いてから気がついたが、写真をとるなら対岸からだ。仕方が無いのでぐるっと一周。夕暮れの散歩は気持ちがよく、公園に沿った道を歩いて聖マリア大聖堂まで歩くと、日が暮れた。徒歩でホテルへ帰還。まあまあの一日であったといえよう。
この二日間のの感想。空港内の職員は白人が多かったが、接客業についているのは移民が多く、タクシー:北京人・どこか東欧系、ホテルフロント:広東人、コーヒーショップ:インド系、コンビニ:イタリア系、昼食のレストランはオーナーは白人系オーストラリア人だったが、ウェイターはいろんな人がいた。オーナーは観光客らしき客が来ると出身を聞き、その国出身のウェイターをよこしていた。私たちのテーブルには背の高いハンサムな日本人の男の子が来た。どのウェイターも見た目のよい若い男の子ばかりで、たった一人いたチャイニーズらしき女の子は、宝塚の男役のようなきりりとした短髪であった。
オーストラリアのチップというのがナゾで、接客業の給与がアメリカのように極端に低いわけではないので、これまで基本的にはなかったらしいのだが、最近の都市部のレストランではある程度をおくことが一般的になりつつあるという。一応10%置いてみたが、相場というか基準をはっきりさせてくれ!と言いたい。飲み物はカウンターでのニコニコ現金払いであった。
夜のホテル。することもなくテレビをつけてみた。クリケットが人気のスポーツであることは知識としては知っていたが、実際にテレビ中継を見ると全然じじむさくない編集の仕方なのでオドロイタ。アメフトかサッカーのように若向けの編集である。クリスマスデイの一戦でオーストラリア対イングランド、背が高く男前で育ちのよさそうな白人ばかりが出ていて、激戦を繰り広げていた。いやー、クリケットって激しいスポーツにもなりうるんですね。私の中ではゲートボールとおんなじ場所にあったので、正直すまんかった。
昼食が遅く、夕食を外で取る気になれなかったので、母と小僧をホテルに残してお買い物。ケバブの皮みたいなパン(後でLebanian breadという名だと判明)、ハム、トラウト(鱒?)のスモーク、ベイビースピナッチ(生食できる若いほうれん草)、バターの代わりのクリームチーズ、ミルク。しめて$16程度。スーパーをぶらぶらするのは楽しかった。
小さいバターが見つからずに代わりに買ったクリームチーズがクラフトの味気ないやつだった以外は、どれも満足なお味であった。ミルクが香港で飲んでいるUHTでないのでおいしい!
明日はエアーズロックへ移動だ。この部屋は狭かったが十分に清潔で居心地よかった。That's all I need!と言いたい所だが、核家族三人ならともかく、プラス母となるとまたちょっと勝手が違うなあ。なお、とんでもなく背の高い建物で、最上階がホテルとサービスアパートメント滞在者用のプール&sitting placeになっており、すんばらしい夜景であった。雨が降ってなかったらね。