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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1997年3月26日水曜日

インドへ帰る

Air Indiaよりはマシという評判だったに、六時間も遅れやがってAir Lanka!もう二度と乗ってやらん。(乗る機会があればな)

今回の機内食は辛いツナサンド。ビールを注文し、飲む。相棒が目ざとくTimeの最新号を見つけた。中国に関する記事をチェック。新疆独立闘争激化というのはやはりマジらしい。といって、記事の論調からすると現時点でパキスタンからの陸路入国が不可能なほど荒れているわけでもなさそうだ。しかしTime、中国の地方独立の可能性を真剣に検証していて、チベット、新疆、内蒙古あたりなら民族問題もあってまあまあわかるが、漢民族の多様性についても9つの言語区に15の方言を話す漢民族、だから…という論調でやや違和感。

中国は絶対に分裂しないだろう。ヨーロッパ全体とと同じような面積の国なのだから、分離独立するとか地方自治権を拡大するとかした場合のメリットはいろいろ考えるだろうと思うが(例えば日本の近代の成長なども、幕藩体制の地方分権により中央/周辺という格差が拡大再生産されなかったという歴史的経緯に支えられていると思う)、中国には全史と全土を通じて「統一への意思」があるので(漢字によるwriting systemによるところが大きいと思う)、いまさら台湾を除く漢民族の地域が、中央政権に対して分離独立を要求することはありえない。

非武装路線をとっているチベットの独立は事実上ありえないし、内蒙古は外蒙古経済と現代の中国経済の格差を目の前にして、独立や外蒙古への合併を望むということは無さそうな気がする。残る新疆、ここが最も可能性高いし、そのぶんきな臭くなるんだろうなとは思う。何しろ武器調達が用意な立地だ。

インド到着。リクシャーでバス停へ40Rps。四時半のバスでKanyakumari(カーニャクマリ)へ向かう。7時到着。Hotel Sangar、シービューと部屋の広さ、清潔さをしつこくチェックし、見せてもらった4つ目の部屋にチェックイン。ダブルで165Rps。