八時半に朝食をとり、九時半にはチェックアウト。一泊98€で98 x 2泊 =196、プラス3€ x 三人 x 2泊で18€、合計214€のところを210€に。
駅まで最短ルートで到着、時間はまだかなりあるので駅付近の教会を二軒見たあと、小僧リクエストによりバーガーキングで小腹を満たしてやる。セット7.9€ + ケチャップ0.1€。駅のトイレは1€。
さて今日のフィレンツェ行きは、ベネチアからローマへの列車を途中で下車することになる。列車予約時に思ったことだが、イタリア人にとって食事というのは大変重要なものらしく、食事の時間にかかる列車には空席が多い。ゆえにディスカウントの対象にもなりやすいと見た。軽食を持参して乗車し、列車で食べるとかは一応ありのようだ。
列車は7分遅れの13:37、フィレンツェに到着した。
宿は駅から一キロほど、ドゥオモの広場を通り抜けたところにあり、ロケーションは抜群であった。薄暗い階段を二階まで登った宿はドアを開けたところがフロントで、私達の部屋はすぐその脇だった。予約時にはバスルームのない部屋しか残っておらず、しかたなくそこを取ったはずなのだが、あてがわれた部屋にはシャワールームがあった。ラッキー!
部屋は十分に広く、ベッドも幅があり、居心地良さげである。道路ではなく内側の中庭に面していて静かなところもポイント高し。フロントで地図をくれて、めぼしい見どころ、スーパー、安めし屋などを教えてくれた。
さて荷物をおろして急いでピサへ向かう。駅へ戻る道すがら、テイクアウトのピザを買って歩き食べという行儀の悪いことをしながら急ぐ。駅で、自動販売機でピサ行き普通列車のチケット購入。飛行機のボーディングパスのように大きなチケットが出てきた。一人8.1€。
一時間ほどで到着。駅から二十分ほど歩いて橋を渡り、斜塔へ向かう。斜塔の横に大きな聖堂ほか幾つかの建物があり、敷地全体が壁で囲まれていた。ピサは昔、大学で有名な街であったので、もしかすると今より昔のほうが人口が多かったのかもしれない。
すでに夕暮れ近く、空気には霧が深い。私と息子は興味なしであったが(とくに私は高いところが苦手)、夫が斜塔に登るというのでおとなしく待ってあげることにする。斜塔ともう一箇所で18€というチケットを購入。まだ5時になっていないのに、6時からの入場チケットしか買えなかった。大聖堂や周囲の建物を見てまわった。ゴシックの大聖堂は中が素晴らしいよなあ。帰りの電車があるかどうかやや心配になったが、まあ大丈夫だろう。しかし日が暮れ始めた。
登って降りてきた夫を急かし、8時頃の電車でフィレンツェに戻った。夕食をレストランで。エトルリア風ローストビーフ、カルボナーラ、リゾット、トマトソース、ワイン、コーヒー、ティラミスで62.5€。ティラミスが絶品でござった。
部屋に帰る。朝食用に部屋に提供されている簡単なパック食品ではなんとも寂しいので、明日はどこかに食べに行こうかと思う。夫がガス入りのミネラルウォーターを気に入り、ごくごく飲んでいるが息子はだめみたい。大瓶が2€。
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。