***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2015年12月25日金曜日

Day01 香港→ドバイ→ミラノ到着

24日6時半、山積している仕事をほっぽらかして退社。帰宅して風呂に入り洗濯をし、夫が用意してくれていた夕食を取る。8時過ぎに家を出て、8時20分ごろのエアポートバスに乗車。9時半到着。

各自手荷物とダウンジャケットだけ手元に出して、バックパックは預けた。チェックインカウンターでは菊パスと特区パスを出したのに、最初からがっつり普通話で応対され、私たちってそんなに全く香港人に見えないものなのだろうか。パスポートコントロールに入る前のチェックで息子が「まあ、うちのパパは怪しいよねえ」と私に言いながら係員にパスポートを渡すと、係員が「怪しくないですよ~」とまさかの返しで応じてきたので、参った。

さてチェックインカウンターではOverbooking気味なので、席バラバラでよければビジネスにアップグレードになるかもしれませんがよろしいですか?と。最終的なアレンジはボーディング時でないとわからないので、搭乗時のお楽しみ。(この会話、最初から最後まで普通話で変な感じ。香港もだんだん中国になってきた。広東語がサッパリ出来ない割に、寂しく感じる私である)

さて、少なからぬ期待とともに搭乗口に向かったのだがアップグレードはなかった。エミレーツは席も広いし座席も良いし、機内映画の種類も多いので特に問題なし。9時間でさくっとドバイ着。


ターミナルAは例によってたいへん広く、荷物はやっぱり預けておいて正解なのであった。オヤツを買ってみる。筒のポテチがUSD3、ペプシが1-2UAD?、マンゴーラッシーUSD7など。デーツのお菓子と、バクロワ?ヌガーみたいなナッツの入ったお菓子を売っていた。帰りに勝って帰ろう。缶のソフトドリンクはUAD1、ミネラルウォーターがUAD1.5、コーヒーがUAD3ぐらい。

さてドバイ発ミラノ経由NY行き便、A380に93人しか載ってません(って機長のアナウンスで言うた)。乗務員の皆様も暇で暇でしょうがないらしく、170センチの息子のところにクマのぬいぐるみとか赤いポシェットとか持ってきて、ニコニコ笑顔でプレゼントしてくださろうとするのであった。息子が流石に恥ずかしがって断ってた。席がたっぷりあるので、横になってぐうすか寝る。

飛行機は湾岸を北上してクウェート、イラク、シリアを避けてイランからトルコ上空を横断、その途中でイスファハンの南を飛んでる時に、右手に見事な雪山が見えた。ミラノにはほぼ定刻通りに到着。

入国カードも書くこと無くサクッと入国。ミラノ中央駅行きの鉄道駅は空港に直結しており、カウンターでチケットを買って黄色い機械で自分で検札するとすぐ乗れた。EUR12で49キロを50分ほど。


途中何度も結構長いこと停車したので、それがなければ30分ほどで着くのではないか。窓の外の風景はおもったほど目に美しくもなく、日本の都市郊外に意外なほどよく似ていた。ただし、グラフィティは日本よりずっと多い。

ミラノ中央駅到着。ターミナル駅はいい。常に好きだ。駅の正面出口にピアノが置いてあり、弾ける人が勝手に弾いていて、高い天井に音響が素晴らしかった。

駅から宿までは直線距離で1kmほどなのだが、少し迷った。ホリデーシーズンで店が閉まっているせいもあり、ずいぶん寂しくて夜には歩きたくない道である。到着。知ってたことだがオーナーは中国系で、温州人。地下鉄の乗り方を聞く。

Duomoまで出ると、まだ明るかった。広場に屋台が出ていて、バゲッドにお肉的なものを挟んだものを食べた。皆、ウチのバカ息子の半ズボンを見て笑っていた。