六時起床。シャワーを浴びて身支度。これ以上ないぐらい狭い部屋なのに、トイレとシャワーが分かれているという不思議な作りで便利は便利。洗面台が外にある。パンとコーヒーなどの飲み物の朝食がついている。八時半に宿を出てバスタへ。
バスに乗ってから降り場を検索し、終点富山駅ではなくひとつ手前の市役所前で降りたほうが宿に近い事に気づき、運転手さんにお知らせしてそこで停まってもらうことにする。安宿なので駅から1kmほどあるのだ。
高速道路で見かけためでたい番号。
11時前、ひるがの高原サービスエリアでトイレ休憩。
トイレの内ドアがこうなっており、施錠が小物置きと傘立てを兼ねている。すごく賢いと思う。全世界の公衆トイレでこれを採用すべき。さっき名古屋のバスタのトイレで私の入ったブースに傘の置き忘れがあり、お気の毒にと思ったところなので余計にそう思った。
バスから見える樹木の話をしていて、夫が銀杏の木を知らなかったことが判明。実(白果)は食べるから知ってるのに! 「こんな変な形の葉があるのか」「えっ、木なのにオスメスが?!」「レモンみたいに黄色いなあ」栗のイガに続く初めて知った北方の植物第二弾である。
無事今夜のお宿到着。一時前だったのにチェックインしてもらえたラッキー。駅前まで行って立山そばを食べる。山菜とろろとえび天そば。420円と450円だったかな?
路面電車で岩瀬港へ。北前船の廻船問屋が並ぶ町並みが保存されていて、そこで満寿泉という造り酒屋が数十種類の日本酒を有料で試飲させてくれる。15分1,000円、30分2,000円。30分の方は水を一本つけてくれる。
1994年のは黄色くてとろんとしていて日本酒じゃないみたいだった。大吟醸がいちばんおいしかったかな。私が8杯、夫がたぶん12杯ぐらい飲んだ。
利き酒ができるのはこの満寿泉さん。買うなら出て右の田尻酒屋さんで買ってくださいとのこと。
行くと可愛いオート三輪が停まっていて、50年代の初代ダイハツ・ミゼットですよね?と聞いたら嬉しそうに笑われた。リストア品で、なんと実際にデリバリーに使ってるそうです。
同じ通りに保存されている廻船問屋の豪商、馬場宅。
出る時に、入り口にはしごが立っているのに気づいた。目立たないように戸がある。これ、たぶん使用人部屋ですね。女性の使用人をここに寝かせて、夜のことで間違いが起きないようにしたやつじゃないかな。
もう一軒の廻船問屋、森家は改修中でした。
銀行ですらこんな佇まい。北陸銀行、もと岩瀬銀行。
富山市内へ戻る。夫がひどく酔っ払ったので、駅前のますのすし店で海鮮丼と海鮮巻を買って帰った。顔色ひとつ変えずに酔うタイプの人っているよね~。私はワイン一杯、ビール一杯ですぐ真っ赤になるが、その時点で酔ったという自覚が生まれるし、他人から見ても明らかに酔ったことがわかるので、そこでやめるからそんなに酔わない。
おやつに地元銘菓らしきひとくち羊羹。どれもおいしかった。見たらもっぺん買おう。