さて、昨日話をつけておいたリクシャに乗って、20キロほど郊外の村に昨日見たものよりもう少し大きめの、アダラジ階段井戸を見に行く。
到着。近所の小学校が遠足に来ていました。先生に捕まって世間話になってしまった。
この井戸を掘らせたのは、ムスリムであった当時の領主の妻なのだそうだが、井戸の入り口には小さなヒンドゥー寺院が建てられていた。
階段を降りる。地元観光客も多い。
柱の装飾も見事。
差し込む光が織り成す陰影がすばらしく、いつまでも見ていたい。
階段部分の明かり取りを見上げる。
残念ながら井戸穴の周りの回廊が修復中。
消失点まで続けばいいのに。
ジャイサルメールの砂岩もこんな色をしていた。
地表には、この井戸を掘らせた施主の棺が並んでいたが、この棺は象徴的なもので、遺体が実際にここに埋まっているわけではないという。
地表部分から下を見下ろす。深さがわかる。
装飾は昨日の井戸よりもよりいっそう手が込んでいる。
サリー姿の女性と黒いスリムなボトムの女性が、同じように頭にお盆を載せて歩いていた。
市街地に戻る。バザールを歩く。
この下の写真をとっていると手招きされた。
近づくと店先に席をあけられ、座るように促され、小僧はほっぺたをつつきまくられひねられまくられ、店前の小さな商品をおみやげに持たされそうになり、なんとか辞退すると最後におやつをもらった。モンゴロイド顔がよほど珍しいらしい。
その店の店頭に吊ってあった美しい布。多分礼拝用。
スパイス屋。
そして出発までをジャマー・マスジッドで過ごす。小僧は遊んでいた子供に凧を貸してもらっていっしょに遊んだ。
モスク裏の市場は今日も盛況。
牛で御座る。
チャイを飲んで出発。これでもかというぐらい神様の絵を貼ってあった。
乗車。デリーから来た時の列車よりすこし格が落ちる寝台らしい。しかし私達にはコレで十分。アグラへ観光旅行にいくアフメダバードの核家族(父母ムスコ)と乗り合わせる。ムスコ中学生。世間話をする。中産階級の悩みはどこもおなじで、子供の学費がかかりまんな~という話。ムスコちゃんは郊外の私立に通っており、とても達者な英語を話す。学校には韓国人の同級生がいるそうだ。アフメダバードはマイソールに続きIT系外資の進出が盛んらしく、韓国系の企業も多いのだとか。
消灯まで話をし、寝る。