市場でご飯。海南鶏飯(英語ではハイナニーズチキンライス)が20B、コーヒー5B。水着に着替えてビーチに出かける。水が意外とキレイじゃないのでがっかり、透明度50センチぐらいだ~。相棒が言うには、今干潮で泥が沈んでないからだってさ。満潮時にはもうちょっとマシのはずとのこと。そう言って島育ちの相棒は旧暦の日付から満潮の時間を割り出す方法を教えてくれたが、これが通用するのって廈門だけじゃないのかなあ?
旧暦の日付に8をかけて、例えば4日なら32で3時の2の字=3時10分、13日なら104で10時の4の字=10時20分。16日以降は日付から15を引いて同様に、だそうだ。ほんまか。
水が最もキレイなのは、満潮の1時間ぐらい後だということだ。水位は旧暦1日と15日に最も高くなるのだそうだ。私は潮の満ち引きが日に2回あるということも知らなかったよ。
朝からばちゃばちゃ泳いでいるうちに、上半身がすっかり焼けてしまった。ビーサンの跡がくっきりの足をなんとか焼いてごまかしたいのに…。雨がパラついてきたので宿へ戻り、相棒は再び市場へ出かけ、なにやら貝を買いこんできた。二枚貝。ちなみに中国語では普通、「貝」は二枚貝しか意味しない。海の巻貝は「海螺」、淡水のは「螺子」である。でもカワニナはなぜか「川貝」だなあ。
私は気がつくと右足のすねが、なぜか傷口も無いのに見事に化膿していて、直径7センチぐらいがぱんぱんに腫れあがっている。熱をもっていて非常に気持ちが悪い。こういう日は魚介類は食べたらイカンのだと相棒が私にいい聞かせつつ、買ってきた貝の調理を始めた。ドイツ製コイルヒーターに見切りをつけた相棒、電気コンロを90Bで購入したのである。まず小鍋に湯をかんかん沸かし、火をとめて、沸騰水の中へ貝をぼちゃんぼちゃんと落とし、ぐるぐるっとかきまぜて、はいできあがり。
これで終わり? 火、通ってないやん!
相棒は「没問題没問題~、この貝は「血貝」と言って、開けると血がぼたぼた落ちる~」とかなんとかかんとか言いつつ貝をこじあけると、鼻血のような血がぼたぼたぼたぼたっ…、それに口をつけてうまそうにすする相棒。なんてスプラッタな貝だ。眉をひそめて見つめる私に、「生魚よりマシ。」と言い返す相棒。
私は市場へ出かけ、なんきんの煮付けと白ごはんを食べた。うまうま。どうしてこんなにおいしいタイ料理(正確にはタイテイスト潮州菜)、相棒はもひとつ気に入らんのだろうか。
本日はへそ出しタンクトップを着用におよび、日中のそのそ歩き回ったため、上半身が見事に焼けてしまった。
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。