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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2013年12月29日日曜日

day 09 Pac Haの日曜市

本日のイベントはPac Haのサンデーマーケット。也就是今回のベトナム旅行最大のイベントなり。6時起床、6時半に朝食をサクサクと済ませ、7時出発のはずがバスが遅れて9時出発に。二時間遅れたぶんのしわ寄せはもちろんマーケット見物の時間短縮である。10時にラオカイ到着、ここで荷物を降ろし、12時にパックハー到着。1時から昼食とのことで、見物時間が一時間しか無い。悲しくなってしまった。

マーケットに集まってきているのは花苗族ばかりのようで、美しい服飾。小僧には水牛市場がおもしろかったようです。水牛というのはぼーっとしているようだが、ちょっと目を話すとじりじりと角合わせを始めるので、そのたびに主人に容赦なく蹴っ飛ばされていた。



包子があったので買ってみたら、酒粕の饅頭であった。5K。よもぎ餅みたいなあんこ入りの餅を煎(油を引いた鉄板で焼いた)ものも5K。米の酒が10K、これはどぶろくではなく、沈殿・濾過を経た透明の酒で、甘みもほとんどなかった。麺などを食べさせる店で、麺の具の豚肉を50K分買い、楽しく食す。

とはいうものの、中国側に比べて総じて物価が高いという印象が否めない。ま、ツーリストプライスをぼったくられているのかもしれんが。マーケットの面積の三分の一ぐらいは観光客向けの土産物が並んでおり、やや興ざめではあったが、とはいえ交易の主体はあきらかに近隣から集まった苗族であり、水牛、鶏、仔犬、お香、はちみつ、薬草、米酒などなど、自宅で生産したものを自分で売りに来ている。ここでの自由時間が一時間しか無いのは残念なことだが、ツーリストも結構多いし、同様のマーケットであれば雲南・貴州・広西あたりで田舎を巡ったほうが’楽しいかもという気もした。

昼食をとり、二時半ごろ出発。四時半ごろにラオカイの中越国境で写真タイム。対岸に「中国河口」という表示が見えていた。豆腐花を10Kで買って食す。うっま!

駅前のホテルで列車のチケットを受け取り、発車までの時間を夕食とりつつ過ごす。中越戦争の説明を母と父から個別に受けた小僧、「パパの説明とおかーさんの説明がぜんぜん違う…」まあそうだろうな。一応おかーさんの説明のほうが世界標準だ。

列車は九時発のSP4、二番目に速い列車らしい。同室になったのはハノイの大学で刑法を教えているという女性で、ラオカイ在住の教え子たちがたくさん見送りに来ていた。ほとんどが警察に就職したのだという。一人はモン族、ひとりはザイ族で、ほかは京族(ベトナム族)だそうだ。ポリタンクいっぱいの米酒と、段ボール箱2つ分の野菜を持たされていた。

その女性にハノイ名物チャカというという魚料理を教えてもらった。一人前200Kほどで、西湖の近所に名物レストランがあるそうだ。Cha ca la vong - No.14 La vong Street

歯を磨きに洗面所へ行くと、行きの列車で一緒だった日本人家族に再会。明日の飛行機で日本に帰るそうで、ハノイ駅から空港へ直行だそうだ。