***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2023年7月17日月曜日

ローマ時代の浴場遺跡

まだ香港時間に合わせて夜中から早朝にかけての時間に目が覚める。Sainsbury"sは7時から開いてるので朝食を調達。お腹を一杯にしてから9時の朝イチのロットでローマン・バスに入る。
































2時間たっぷり見た。あの、写真でよく見る中央プール以外にも見どころはたくさんあり、むしろそっちのほうが面白かった。オンドル部屋とか(そういう呼び方はしていない)。中央プールは、ローマ時代には屋根があって太陽光を受けることがなかったが、発掘後に屋根なしで再建されてしまい、そうなると太陽光で藻が繁殖して水が緑色になってしまい、ほかにも人間が浸かるには微生物などの点で水質に問題がありすぎて、現在は触れることを禁止されている。

ロイヤルクレセントまでぶらぶら歩いて、下の芝地のベンチに座る。いい天気。



























街を散策しながら駅の近くまで降りて、M&Sで羊のミルクと見切り品のおやつを買ってホテルに戻る。甘いスポンジを蜂蜜でひたひたにしてカスタードで閉じ込めてから最後に生クリームをトッピングしたもの。悪魔のようにうまい。食べるなり爆睡した。

夕方五時頃目を覚まし、再び外に出る。今度は川べりを歩く。大きなWaitroseがあり、見るだけで楽しい。Ready mealsがたくさんあって、食べてみたいな。10mぐらいの棚が一面ぜんぶチーズだった… 羨ましい。その他に量り売りの高級チーズのコーナーと、今日の安売りチーズのコーナーが別にある。羨ましい。

街を歩く。薄黄色の砂岩の家が並ぶ。旧市街は道が狭くて、道を隔てた家が時折、頭上のアーチで繋がっていて、そこにも部屋があったりする。パンで有名なサリーなんとかというレストランの店も可愛い。この店のサイトはパンの由来と店の建築の歴史、店の下を発掘調査してローマ時代の遺構(おそらくローマン・バスの一部)が出た話などが載っていて興味深かった。店の地下がかつての竈の展示室になっていて、それは見たいがそのためにパンを買ったり食事をしたいほどでもな…。

新市街(といっても、旧市街から歩いているうちにいつの間にかという程度の街の規模)では、ジョージアン様式のテラスハウスが続く。ここが保養地として開発された頃に、余裕のある層が別荘として買ったんだろうな。



























それと調べたが、バースの、というかイギリスの都市の半地下部屋はやはりかつての地面の高さだそうだ。近代に道路を嵩上げした際にできたもの。

坂のある街なので、こういう細い階段が時々ある。


































これは多分、配達してきた石炭を地下の備蓄スペースに供給するための穴。

































Waitroseに戻り、安売りのブリーとモッツァレラを機嫌良くゲット。山羊ミルクとトマトを買って、夕食と朝食にする。広場のベンチに座って夕暮れまで外の空気を吸おうと思ったが、亜熱帯から来たばかりの身には涼しすぎた。つか寒い。宿に戻ってチーズを食べたら、歯も磨かず風呂もなしにこてんと寝てしまった。やはりまだ時差ボケを解消できていないようだ。