***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

2023年7月23日日曜日

ロンドン市内観光

 

本日は息子がロンドン案内をしてくれるとのことで、朝食抜きでまずは食品のマーケットに連れて行ってもらう。アールズ・コート駅からピカデリーラインでグリーンパーク駅まで。そこからジュビリーラインに乗り換えてロンドンブリッジ駅下車。少し歩くとアーケード屋根のある市場があった。バラ・マーケット。


わーんおいしそう。食欲旺盛な頃に訪れたかった。パエリャの列にすごく並んでいる。スコッチエッグを食べたかったけれど、食べるともはや夜遅くまでしんどくなるのがわかっているので見送り。まずは夫待望の牡蠣を食べた。いろいろ味見して12個。ひとつ3.5£の大型のがひとつ、4つで10£の、6つで12£の。どれも新鮮でくさみがまるでなく、食べた後にも指もくさくならない。もっと食べればよかった…。


山盛りのムール貝に山盛りのチップスを添えたもの。12£。夫がとにかくコメを食いたがり、しかしパエリャを指してもリゾットを指しても首を横に振る。そして中華は嫌だと駄々をこね、結局日本食屋台で豚の角煮丼を買って食べていた。丸くてつぶつぶのコメ。


市場を出て少し歩き、ロンドンブリッジを渡る。隣のタワーブリッジとよく間違われる名前の橋。渡りきった対岸の教会でずっとベルが鳴っていて、今日は日曜だから礼拝の後の演奏なんだろうけど、随分大きな音で長いこと鳴っているので、近所の人はこれを毎週聴くのも大変やなと息子に言ったら、人の住む地区でもないからねとのこと。


後で調べたらこの教会だった。すごいへんな綴である。ケルト語系の語が残ってたりするのかな。

St Magnus the Martyr, London Bridge


少し歩くと船着き場があり、テムズ川からタワーブリッジを見上げる。もう少し歩くとロンドン塔があって、私も息子ももう行ったことがあるので夫はどうかなと思ったが、説明しても全くなんの興味もないようなので外から見るにとどめた。


昔、ここの土産物屋のオンラインショップで、ヘンリー八世の六人の妻ブレスレット(それぞれを表すチャームが六個ついてる。アン・ブーリンのは首切り斧とか)を見て欲しいな―と思ったことがあるので探してみたがもう無かった。後でオンラインショップも見てみたが、やっぱりなかった。ざんねん。


今度はタワーブリッジを渡って対岸に戻る。ロンドンブリッジ駅まで戻り、ジュビリーラインでウェストミンスター駅まで戻る。地上に出るとビッグベンで、十年前に、小学校を出たばかりの息子とここに来たんだなあとしみじみ思う。


一通り写真を撮ると、夫はウェストミンスター寺院にも全く興味がなさそうなので、歩いてダウニング街10番地へ。もちろん入れないが柵のところから通りを覗いてみた。



大通りを少し歩くと反対側でデモをしており、タミル・イーラム解放のトラによる反タミルポグロム抗議デモと、ウクライナ支援デモだった。

Dover Houseというところで騎兵さんの交代を見てから、中を通り抜けて奥の公園へ。セント・ジェームズ・パークをゆるゆる歩いて、バッキンガム宮殿を眺めた。息子が旗の上がり具合を見て「国王 がむやっ むはい おっけい(王様今日家にいてへんで)」というので、「おっけい」「おっけい」と笑う。

セント・ジェームズ・パークを引き返して、トラファルガー広場へ。レスタースクエアを抜けて、チャイナタウンへ。ここで夕食を食べようかと言っていたのだが、どうもまだお腹が空いておらず、帰って休んでホテルの近所で食べようかと言う話になった。というわけで、レスタースクエア駅からアールズコート駅まで帰る。

夕方、検索すると近所に数軒の中華料理屋があり、うち一番評判の良さげなところにする。前菜にくらげ、ベタに古老肉、きのこと牛肉の炒めもの、空心菜などを食べる。60£ちょっと。私と息子が日本語で話をしているうちは笑いさざめいていた隣席(広東語と英語・おそらくマレーシア華人)が、息子と父親が話し始めるとぴたりと会話を止めた。注文を息子にしてもらったら英語でしよったからかどうか、従業員の態度があまりよくない。追加のお願いを私から普通話でしたら、急にぱっと態度が変わった。料理は普通にうまい。高いな―とは思うが、ロンドンでは多分割安なんだとおもう。

食後にホテルで一休みしてから、ビクトリア駅10時のバスでサウサンプトンに帰るという息子を駅まで送っていき、スーパーに寄って朝食を仕入れてから寝た。