***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1997年4月9日水曜日

ファテープル・シークリへ


バスでファテープル・シークリへ。でかい建築物好きんば相棒が嬉しがって写真をどんどん取る。栄華の跡が渺々と風に吹かれている。ピンク色の砂岩が美しい。ムガル帝国ってお金持ちやったんやなあ…。

午後からアグラ・フォートへ。中庭のリスが人馴れしており、舌を鳴らすと「何くれるの?」という顔で寄ってくる。かわいい。手のひらから食べる。

そして真打タージ・マハル。こないだ見たビビーカー・マクラムなど経の突っ張りにもならんですよ。その規模、美しさ、装飾の華麗さ、ロケーション、あまりにも完璧すぎて笑っちゃうほどだ。これと比べると金閣寺はグリコのおまけみたいに見える。三島の金閣寺を焼いた鬱々青年がタージ・マハルを見ていたら、絶望のあまりヤームナーに身を投げるしかなかったかも。何しろ大理石は燃えないし。

タージ・マハルから世界一の夕焼けを見て充実した本日はおしまい。