朝からチケット手配。銀川行きのチケットがすんなり手に入る。恐れていた甘粛省外人交通保険はこれで購入せずに済んだ。うはははは。夏河で会ったドイツ人は一日分40元やと言うてたもんなあ。
夜9時35分の列車なので、昼のチェックアウト後することがなく、駅に荷物預けて街をぶらぶらする。百貨大楼最上階の本屋で立ち読み。三毛の「随想」を購入。横書きの簡体字で読むとまたちがった感じ。本屋を出て道をぶらぶらしていると、シマリスの子供が道端で売られていた。実は臨夏でも夏河でも売られていた。阿呆な私は欲しくて欲しくてたまらなかったが、いかに阿呆な私でも、シマリスを連れて旅をするのは阿呆の極みの振る舞いであることはよく分かっている。しかしながら私の阿呆ぶりはある種の水準を上回っているらしく、またNOと言える妻とNOと言えない夫という組み合わせも不幸して(<幸いしてという言い方はあるがこっちはあまり聞かない)、ついに阿呆なことに5元でちびリスを購入。われながらアホや…
くるんと丸まると、彼は鶏の卵ぐらいの大きさとなり、私のシャツの胸ポケットですんなり眠りに落ちた。ううう、かわええ・・・。大理で買った藍染めの巾着袋が、今夜からは彼の棲家である。
シマリスを飼うのは小学生以来。命名・ちびぞう。ちびぞうはほんとうにちびなので、ひまわりの種も自分でむくことができず、私がむいて砕いてやらねばならない。なんてこったい、うれしいじゃないか。アホか、私。