***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年7月26日金曜日

冬荷物を残し、夏荷物だけで出発。

冬荷物は香港に残し、夏荷物だけで中国へ出発。香港税関に「以下のものを香港へ持ちこむと5万ドルの罰金か1年の懲役」という立て札があり、ハクビシンなどの食用野生動物の隣に堂々と「シマリス」の絵があり、ご丁寧に大きく赤バッテンされていた。ちびぞう、キミ、輸入禁止やったんかあ・・・っても、一度密輸入してまた持って出るところやけど。

中国入国。深セン駅の階段で、駅員が駅弁を売るようにチケットを売っており、そこで広州行きのチケットを買う。手数料5元。窓口では絶対に買えない20分後出発のチケットを入手。

広州キライ。

夕方6時の寝台バスで陽朔へ向かう。3年前と同じ120元だが、以前のベッドが完全に平らだったのに対し、今回のは背もたれがやや傾斜していて、その下に後ろの乗客の脚の部分が重なっている。また、以前は縦に三列で通路が日本あったが、今度のは寝台が2つづつセットになっていて、通路は真ん中に一本だけ。その分乗車人数がずいぶん増えているわけで、これが値上げしていない理由か。

しかし、ベッドがふたつづつセットになっているということは、一人で移動する女性にとってはおおごとである。運悪くタチの悪いおっさんと隣あわせとかなってみい。(私は日本の夜行バスで後ろにこういうおっさんがきて閉口したことがある。)「軟臥の同室がみな男性」状態を上回るイヤさ加減である。

暑かった。広東省を走っているうちは高速道路をスカスカ走っていたが、広西むけての山越えは3年前と同じゴロゴロ山道。神経質な相棒はほとんど眠れなかったようだ。私はちびぞうを腹の上に乗せていたため、そこだけ余計に汗をかきつつ、ぐうぐう寝た。