***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年7月13日土曜日

固陽へ秦長城を見に行く。

朝は風呂と洗濯。バスルームが6畳ぐらいあってびっくり。昼から固陽へ秦長城を見に行く。たどりついた固陽はただの田舎で、そこからジープをチャーターして10キロ離れた秦長城へ行く。秦長城旅遊区というブサイクなコンクリート製の碑(秦始皇帝の似顔絵レリーフつき)、その他合わせて三つも碑が建っとるというのに、長城の保護そのものはなんにもなされておらず、悲鳴を上げてしまいそうであった。金と手間の使い方を完全に間違えとる。

ジープは往復30元。運転手はロンパリのモンゴル族。運転しながら、羊と山羊の混合牧について話をしてくれた。羊の群れはそれだけでは自分で動かないので、その場所の草を根こそぎ食べ尽くしてしまうんだそうだが、そこに山羊を混ぜておくと、山羊が群れを率いていい具合に移動するんだと。では羊と山羊は混血しないのかというと、確かにシーズンになると交尾はするが、子供が生まれることはめったにないそうな。生まれても虚弱で成長することはまれで、してもその個体には生殖能力がないのだと。ふむふむ、なんでも聞いてみるもんだなあ。

相棒、風邪がひどく、なんかだまりこんでると思ったら、夜突然すんごいしわがれ声でしゃべり出した。のどが腫れ上がっているらしい。のど用の抗生物質を飲ませて、早めに寝る。