***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年12月31日火曜日

チャリでバガン観光

ここの朝食は、やはりUSD3の差が大きく、マンダレーよりかなり劣る。パンがインドネシアで見た6-7センチ四方の薄くて小さい食パンである。もちろんおいしくない。卵は一つ、フルーツはバナナだ。パンは2枚でおかわりなし。しかし私達、だんだんせこくなるなあ。一円一銭を争う旅になってきた。

自転車を借りる。100Kyat/日。インド製の座高の高いチャリで、私にはちょっと怖かったが、まあなんとか乗る。Niang UからOld Paganまでの道をえっちら走り、いくつかの仏塔を見る。どれも美しいが、なにしろ2500個ぐらいあるので、どこから手を付けてよいやら全くわからない。とりあえず目についたものから手当たり次第に見物してゆくのみである。

ヒル、道端のビルマめし屋でひるごはん。ベジタリアン100K、ノンベジ150Kとのことで、それぞれ一つづつ頼んだ。そしたら出てくるわ出てくるわ、皿が13皿、スープが2杯、ご飯が山盛り。食べきれない。しかしあとから来た日本人が値段を確認せずに注文してふたりで550K払っていたので、客によってお勘定が違うというのはもしかするとビルマのめし屋では一般的な習慣なのかも知れない。ようわからん。

めし屋の向かいの、Ananda Payaに行く。11世紀の木製の、9.5mもある仏像(珍しく立ち姿)が四体あった。しかし、ここで私が嬉しかったのは実は仏塔でも仏像でもなく、またしても「リス」なのであった。遺跡の周りの木から降りてきて、そのへんをたかたか走り回っていた。可愛いグレーのリスだった。

自転車で走り回ったにもかかわらず、昼食を食べすぎたため、夕食をとる気が全くおこらず、木瓜(パパイヤ)を買ってきて食べて寝る。なんと寂しい大晦日であろうか。しかも相棒、またしても体調よろしくなく、薬を飲んで10時ごろには就寝。