***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年12月26日木曜日

Mingunの塔と鐘

6時起床、7時に船着き場に向かい、集まってきた人々と共同でボートをチャーターして、Mingunへと向かう。ビルマ最大の仏塔跡がある遺跡である。イラワジ川を遡ること一時間、イラワジカワイルカが見られればいいなーと思っていたが、そんな幸運はなかった。マンダレー対岸のMingun到着。

仏塔は完成すれば高さ150mの巨大パコダになる予定であったが、LPによると王の死により中止、中文ガイドブックによると予言者が塔の完成とともにビルマは滅びるだろうと予言したために中止、記載の差はあるがとにかく中止されて、今は土台の方形部分だけが残っている。しかしまあ、なんと巨大な台座であろうか。この台座部分には1800年台の地震のためにひどい割れ目があちこちに走っており、それがまたいっそう諸行無常的で見ものなのであった。観光客用の階段は、この割れ目に沿うように作られている。上まで登ると、頂上からの長めもまた素晴らしい。

Mingunのもう一つの見どころは、世界で二番目に大きな鐘。一番大きな鐘はモスクワにあるが、それは割れているそうなので、割れていない鐘としてはこれが世界最大だそう。この鐘は90トンあるそうです。

この鐘も、仏塔を作ろうとした王が作ったものだそうで、よくよくでかいものが好きな王だなあ。予言の「国が滅びる」というのも、こういうのが国力を疲弊させると隣国とかに攻め込まれますよ、という警告であるかもしれず、王の死とはそれを心配した即金なり王族なりが、王を暗殺しちゃったのかも知れない。妄想妄想。

帰りに市場で巨大な西瓜を買い、二人で交代でふうふういいながら持って帰ってきた。西瓜には解熱効果があるため、なかなか下がらない私の微熱が下がるようにとの相棒の配慮か、単に自分が食べたかったのかどちらであろう。

果たして熱は下がった。