***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年8月10日土曜日

テレカ電話で詐欺られる

洗濯後、ちびぞうと遊ぶ。首輪をはずして温室のようなガラス張りのベランダに放してやったので、少しは気が楽だ。また少し成長した。

金龍飯店のスーパーマーケットに行く。欲しい物がどっさりあって困ってしまう。外国製のクッキー、アールグレイのティーバッグが25包で23元、マクスウェルのフレンチバニラ味が16元、おつけものとかつくだにとか豆板醤とかの小瓶がいろいろ、まだ飲んだことのないプレミアム青島ビールの小瓶。結局買ったのはクッキーとちりめんじゃこの豆鼓味の瓶だけ。

ロビーのテレカ電話で日本へ国際電話をかけるも、全然かからんうえに何時の間にかテレカが40元以上も減っておる。怒髪天。ホテルに抗議するも、電話は郵電局の管轄なのでウチではわからんといわれ(それもそうだが)、ではここ中国で郵電局まで行って抗議してなにがどうなるものかというと、どう考えても時間の無駄としか考えられんので、あきらめる。

ちなみにこの当時は中国でテレカが普及し始めてあまり間のないころ。当時は各省ごとにちがった規格のテレカと公衆電話を開発しており、テレカは全国共通ではなかった。また、通話中に2枚続けて使うということができず、少し長時間の国際電話などでは非常に不便だったものだ。公衆電話の故障も多く、テレカを吸いこんで吐き出さない電話や(杭州で電話をかけようとしたところ、電話の脇で新聞を売っていた老婆が注意してくれたことがあった)、私が広州駅前で愛用していたように、いくら話してもテレカ度数が減らない電話などもあった。