「C.W.ニコルの旅行記」「剣客商売」「今夜、すべてのバーで」と快調。が、本を読んでいても向こう岸のりすぞうのことばかりが思われる。ベッドの足のところなどに、いるはずのないりすぞうを思い浮かべてじーっと見てしまうのだ。すごくさびしい。「子供に先立たれた母親」そのまんまである。相棒が不愉快そうに私を見ている。
街に3つある市場のうち、ふたつを朝からめぐってみた。ひとつはメコンに面した観光用のマーケット。ラオスのものがたくさん売られているのもこっちであった。私がルアン・プラ・バンで買った布が、きっちり倍額で売られていた。
まちはずれにあるほうは、もっと地元民むけだった。小花を散らしたえんじ色のノースリーブブラウス、綿100%でやわらかくて着やすい前開きのを50Bにて購入。(ちなみにこのブラウスはこの後5年間着たおされた挙句、任期の最後の1年を息子の布おむつとして活躍、ついに惜しまれつつ引退することになる。)
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。