***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年10月1日火曜日

本日で出発よりちょうど半年。

ピーピー島へ向かう日だ。船は8時半に出港し、10時過ぎにピーピー・レーにツアー客を下ろした後、ピーピー・ドンに到着したのが10時半。船酔いをしてしまった私は、タイガーバームの小瓶をずっと鼻にかぶせていた。

フェリーピアから歩いて10-15分、Phi Phi Don Resortというバンガローに150Bのこましな部屋があり、チェックイン。後であちこち回って知ったことだが、値段と設備とロケーションの折り合いを考えると、私たちには理想的なところだった。これより安いと、木と竹で編んだ掘建て小屋になってしまい、同じ価格帯のほかのところは、よそのホテルの発電機の音が一日中うるさかったり、丘の上でビーチからほど遠かったりする。ここは目の前がビーチである。

500Bまでなら出そう!と決心して値段を聞いた素敵なバンガローは、なんと1300Bであった。

しかし、5年ほど前に相棒が始めてきたときには静かな漁村だったというピーピー島も、すっかりにぎやかになっていて、レストラン・土産物屋・ダイブショップなどなどがいっぱい。それでも海は驚くほどきれいで、普通、水がキレイではありえないはずのフェリーピア付近の透明度がすごい。橋げたが砂に突き刺さっているのが、くっきりと見える。

夜、ビーチのレストランで魚を食べた。30センチぐらいのホワイトスナイパーが100B。清蒸にしてもらった。うまいがやや肉が固い魚だ。テーブルを出しているビーチに、でっかいカニがいっぱいいてそろりそろり歩いており、そしてなにかびっくるすることがあるとびゅーっと大変な速度で穴に隠れに行くのがおもしろかった。