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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年10月16日水曜日

メダン経由でべラスタジへ

Jungle Innはカネの無い長期旅行者向けによく作られており、特に天然木の面白さを生かした建て方や、イスや机は私にはとっても楽しかったのだが…。なにせ泊まっているのが腐ったガイジンーズ、相棒が最も毛嫌いする人々なので、全くお気に召さないようである。

隣室を見せてもらった。部屋自体は今の部屋と同じくらいだが、川に突き出たテラスに丸太を切った机とイスが置かれてあり、ハンモックがあり、ベンチもありと、同じ値段なのにお買い得である。しかも部屋と同じくらいの広さの愉快なシャワールームがついていてびっくりした。部屋から階段を下りると白と黒のタイルを市松模様に並べた目の覚めるような床の、丸いシャワールームにつながっている。円の中心にヤシの木が植わっていて、シャワーノズルがその木に取り付けられているのだ。トイレは隅っこにある。そしてなんとなんと屋根が半分しかなく、対岸の丘、森の木々とサルとオランウータンを眺めながらシャワー、あるいは用便が足せるのであった。私はこの部屋に一目ぼれしたが、相棒がトイレがどうしてもイヤというので断念。

午前中はもう一度オランウータンを見に行った。それから速攻で荷物をまとめ、 11時のバスでメダンへ。1時半ごろ到着。すぐに乗り換えてベラスタジへ出発。トラック改造型のバスに横5人がきちきちに座っての旅であった。尻が四角くなりそうだった。

ベラスタジ到着。高原の町である。涼しい。とういか、寒い。 Chinese Restaurantと書いてあるので入ってみたら、濃ゆいインドネシア顔の従業員ばっかり。身振り手振りで炒麺とコーヒーを頼んだというのに、食べ終わって店を出るころになって「従o那里来的?」先言えよー!

夜、涼しいとはいえなくなってきた。長袖を着込み、食堂で今夜の上映「アポロ 13」を見る。アメリカ映画はやっぱりよくできてるなあ。