***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1997年1月2日木曜日

仏塔で大理石の床石を奉納

相棒、気管支炎だろうか。呼吸のたびに痰がごろごろ鳴っていいて、咳もあり、しんどそう。夜によく眠れない。今日は朝起きられずに、朝ごはんを食べはぐった。Teashopでサモサを食べる。揚げたてはおいしいのだが、昨日揚げて一晩たったのはちょっとね。

私達を宿まで連れてきてくれた三輪タクシーのおじさんと市場で会う。村に医者がいるというので場所を教えてもらったが、医者(白衣も着ていない)に診療費を聞くとUSD25と言うので相棒が速攻で引き下がった。香港でもわたしらが行くような医者はもうちょっと安いがな。USD25というと4000Kyat強ぐらいか。結局市場で薬局を発見し、中国製の、漢字表記しかなくてイマイチようわからん抗生物質を買った。それも怖いけどねえ。タイで買いだめしてきた咳止めがまだたくさんあるので、それで乗り切ることにする。

チャリを借りて再びBaganへ向かう。ぐるぐる回る。赤茶けた、乾いた地に朽ちかけの塔がぽつぽつと並ぶ。不思議な光景である。一昨日の店で昼ごはん。前回は13皿だったが、今日は11皿だ。そしてその消えた2皿が美味かったのである。くやちい。

今日はガイドブックを忘れてきてしまったので何が何やらさっぱりわからないまま、仏塔をいくつも巡る。ある仏塔で大理石の床石を一枚50Kyatで買い、名前を書いて奉納した。マレーシアのペナンや、タイのチェンマイでも同じように瓦に名前を書いて奉納したことがある。瓦も床石も、私達が死ぬ日まで、そして死んでもなお、私達の名とともにそこにあるだろう。新婚旅行にはふさわしい記念だ。(そうか?)

レリーフの美しい、眺めの良い仏塔で一休み。それから、最も大きな仏塔へ、何度も道に迷いながら行く。たどり着き、塔から夕焼けを見る。