San Francisco G/Hというアレな名前のもひとつな宿、USD8ツインで、ミャンマーでは初のバストイレ付き。しかし、あまり清潔な宿でもなかった。とりあえずシャワーを浴びて旅塵を落とす。
朝の托鉢に行くお坊さんの列がすごい。ここには国内でも最大の僧院があるそうで、先頭のお坊さんも、最後尾のお坊さんも、どこにいるのか全く見えない。一列にきっちり並んで、ぞろぞろ歩いていらっしゃるが、全くの切れ目なしにいつまでたっても列の終わりがない。何キロあるの、という感じ。
さて腹減りの我々は、インド人の店で茶と油条を食べて朝食とした。ガンジーとネルーの絵が貼ってあった。お茶が10Kyat、油条が6Kyat。町をぶらついてみる。小さな町、というよりは、街道沿いに建物が散在するだけの場所、完全に涅槃仏のお寺の門前町という感じ。
昼、中華屋で米粉と炒飯を食べ(ひどいMSG味だった。最近素朴な味の料理ばかり食べていたので、よけいに舌にキタ)、目的のBagoの涅槃仏を見物に出かける。今日はふたりともビルマ人変装大作戦で頑張ってサロンやロンジーなどを穿いているのだが、相棒は実に様になっているが、私はどうも…、なにがちがうのだろう?(けつのデカさです)
相棒がおりこうにも裏口を見つけ、そこから入った。涅槃仏はちょっと信じられないデカさだった。全長55メートルだそう。そうですね、コンバトラーVより2メートル背が低いです。小指だけでも3.05mですってよ。私と相棒がそれぞれ気になるポイントを好きなように眺めまくっていると、門番のおじさまが私のところにやってきて、問うた。「Tourist?」 はいそうです。そのとおりです。なんでバレるのだ(バレいでか)。中国人なの。米ドルは全然持ってないの、と言ってみると、ほんじゃ200Kyatでいいよと言われ、素直に払う。外人料金はUSD2なので、ややトクをしたと思うことにする。しかし納得いかんのは、わたしとおじさまの目の前をのそのそ動き回っている相棒は全くマークなしのフリーであるということである。なんでバレへんの。
宿に帰り、五時頃ちょっと横になったら、ふたりともそのまま深い眠りに落ちてしまった。