朝4時半発のバス、のはずだったが、結局バスがBaganを離れたのは六時すぎである。午前中には乾いた平原をひたすら走っていたが、昼食のあとしばらくして、道は上りの山道に変わった。くねくねしたつづら折りの、舗装があちこち剥がれた道で、雨が降ればすぐ流れていきそうだ。午後四時頃から道はややなだらかになり、広い盆地を二つ抜けて、Shwenyaung到着。ここからバスをトラックに乗り換えて、Inle Lakeへ南下するのだ。30分ほど。
六時前にInle湖畔の集落に到着するも、G/HがBaganよりなお高い。基本的にひとりUSD5で、ダブルでUSD10。タイやインドネシアだと、ダブルベッドの部屋にひとりで泊まっても二人で泊まっても同じ値段なので(タイではひとりで泊まって女性を連れ込むとその費用を取る宿はある)、安くついていいのだが、ミャンマーではそうはいかんようだ。
ダブルUSD6の宿が一軒、しかしあまりキレイではない。バス・トイレが共同なら、事実上外国人専用の宿でないとちと困る。トイレの使い方がね。使ったら流してほしいの。ここはどうやら外国人を泊めるライセンスを取ったばかりのようで、滞在客はいまのところ現地人のほうが多かった。他の旅行者から勧められていたので探しあてたInle InnのダブルUSD8の部屋は、改修とともになくなっており、Joy InnのUSD8にチェックイン。Baganの宿よりはやや広い。運河に面したベランダに、椅子がいくつかと机が置いてあるのがまずまずありがたい。
夜九時、こてんと眠る。
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。