***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1997年1月30日木曜日

ポカラ到着

朝7時始発のバスは7時半にようやくやってきたと思ったら、そのままポカラへは向かわずにいったん郊外のカトマンドゥ・バスターミナルへ向かい、さらに再びカトマンドゥ市内へ戻って朝のラッシュにきっちり巻き込まれ、盆地を出たのが八時半、そして9時にはパンクした。なにやら修理を終えて9時45分、再出発。私は昨夜ホテルから借りパチしてきた「一握の砂・悲しき玩具」をじっくり腰を据えて味わう。

10時半、再び停車。タイヤ交換屋の前である。なおこのバスの予定所要時間は八時間、多分そんなもんでは全然済まないとおもうが、一応予定では八時間、そしてバス代は日本円にして160円である。

パンクしたタイヤの周囲に集まっている男たちの頭の隙間から、マンガの歯医者が抜歯に使うようなごっつい黒い工具を使って、でかいでかい釘を引き抜いていた。こんなもんが刺さっとったのか。

再出発。昨夜のBuff肉のせいでまだ胃が苦しくてたまらず、夜もよく眠れなかったのでバスに揺られてぐうすか眠る。このローカルバス、やはりツーリストバスとはちがって道端で人を拾ったり下ろしたりするのでとても時間を食う。結局ポカラ到着は五時半。十時間のバス旅となった。なお距離は190km。時速20キロ切ってるやん…。

バス停の客引きに、「我々は200ルピー以下の部屋を探している。条件はバストイレ付きのダブルで、ホットシャワーは24時間使えること。ホテルにはバルコニーがあって山が見え、そこには屋外と屋内に座ってくつろげる場所があること。部屋は広めで清潔であること」と、言いながら笑ってしまうような条件を並べてみた。250ルピーって400円ぐらいね。なんちゅう過大な要求だよ。

しかしここではそれでも大丈夫なのだ。客引きの一人が、150ルピー、タクシー代はタダと名乗りを上げた。見にゆくと、わりといい。お湯も出る。二階は200ルピーというのを、5日泊まったら150ルピー/日と値切って泊まることにした。残念ながら天気がよろしく無く、屋上からマチャプチャレの方角を見ても雲だらけだったが。

消化の良さそうなスープを飲んで、本日は終了。