出発前に市場で米線を食べる。30Kyatぐらいで私には激ウマなのであるが(小皿に盛ってくれる高菜と、ライムを絞ったのを足すと、スープの程よい酸味がたいへんよろしい)、相棒は全く受け付けないのである。残念ね。これと同じような米線は、雲南でも何度も食べた気がする。
さてトラックで長距離バスを拾えるジャンクションまで25Kyat、そこで首尾よくバスを止めることができた。本日のバスは名鉄バス。名古屋のバスらしい。初詣前売り割引きっぷの広告が貼ったままなっていて、信長「初詣は速く行くに限る」、秀吉「皆で楽しく参るが一番」、家康「ゆったり行きたいのう」 いざ、初詣!、などというめでたい広告を、暑い、乾いた1月のビルマで見るのはしみじみ感慨深い。
席は前も横もきっちきちに改造してあり、足の置き場もないぐらいであった。しかし、市バスを長距離バスに使っているので、馬力はそれなりにあるが、音が出るだけで速度は全然出ないのよ。ぶんぶん走る。エンジンが頑張っている音を聞きながら、相棒と寄りかかり合いながら眠る。