朝から愉快な張り紙発見。麗江で私たちから寸借詐欺を試みたオランダ人だ。
WANTED
Frank de R**y (一応伏字にしました)
Passp;670064L
Nat; Dutch
Age ; 26
Skinny Blond +-180cm
Blue backpack, small glasses
PROFESSIONAL CHEATER
Rips off Hotels, Restaurants,
AND Travellers
with stories about stolen money...
Be carefull, Now heading to
Song Pan + Lanzhou
交通飯店の朝ゴハンは1)トースト2枚 2)バター 3)目玉焼き 4)フレンチフライズ 5)バナナ 6)コーヒー以上がAセット。その他B/C/Dセットがあり、B/Cは甘い甘いオートミール付き。Dはおかゆにザーツァイの中華朝食であった。私はAセットがお気に入り。
成都では、小吃はおいしかったが普通の炒菜は味が濃すぎてややつらかった。塩か唐辛子か、どっちかが必ず多すぎるのだ。油も大めだし。しかしスパイシー好みの人にはおいしいだろう。我々はちょっと広東料理を食べ過ぎたな。
というわけで、武候祠すら見にゆかずに成都を去る我々であった。
さて乗車。我々の車両は、客が多すぎるために特別に連結された車両で、どこに連結されているのか駅員にもわからず、探すのにかなり時間がかかった。なにしろ中国の列車は全長1キロ以上あるので大変だ。プラットフォームでうろうろオタオタしている相棒の尻ポケットからサイフを抜こうとした不届き者がおり、相棒が気づいて蹴りを入れたところ、こやつ、ナイフに手をかけやがった。相棒、追求をあきらめ、そして乗車時間もせまっているので気を取り直して車両を探す。
だから尻ポケットはやめろというのに。<西安ですられた実績アリ。
やっとこさ乗車。特別車両はどっからひっぱりだしてきたんやというぐらい古ぼけた車両であったが、しかしまあ走ればヨロシイ。ところがアクシデントというのは起こるもんで、機嫌良くスカスカ走っていた列車が、いきなりつんのめるようにして停車した。網棚の荷物は落ちてくるわ、そのへんの小物はすっ飛ぶは、赤ん坊は母親の膝から転がり落ちるわ、茶はこぼれるは、てんやわんやである。
乗客が何事何事!?と騒いでいるなかを、トランシーバーやらなにやらでっかいペンチやら持った男が走り抜ける。脱線かと思いきや、やっぱり走ってきた服務員小姐に事情を聞くと、列車が線路上に寝ていた「牛」を引いたんだと。牛って・・・
牛と牛の持ち主には悪いが、めったにない経験だ。列車は小刻みに前進と後退を繰り返し、車輪の間から牛の死体を引きずり出した。降りて作業を見ていたが、でかいでかい黒牛であった。
一度食べてみたかった康師博ブランドのカップラーメンを食べる。をを!ウマイやん!カップラーメンの大嫌いな相棒が、私を嫌そうに見ている。ほっといてんか。相棒はピーナッツパンを夕食にしていた。今回は両方とも下鋪というチケットの売り方をされ、壁をはさんで背中合わせだったらいやだなあと心配していたが、幸い向かい合わせ。ぐうぐう寝た。
***このブログについて***
書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。