***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年6月24日月曜日

"革命聖地" 延安見物

早朝6時着。睡眠もひとつ不足のまま延安見物。革命聖地である。しかしながら相棒が私に見せたがったのは毛沢東旧居ではなく、元代創建の道教寺と宋代の仏教石窟であった。

延安駅前はさびれためし屋以外はなーんにもなく、バスがぽつねんと客を待っていた。 バスに乗り、市内へ向かう。今夜の宿は延河飯店ツイン62元。 夜8時~9時まで湯が使える狭い狭いユニットバスがこの価格帯では捨て難い。 部屋は狭いが清潔。ベッドで寝るのは二日ぶりなので、取り合えず、寝る。

日が暮れてから屋台へシシカバブを食べに出る。 羊の腎臓を薄切りにして塩焼きにした串がコリコリして激ウマ。もちろんビールを飲む。

しかし、低い椅子にへたり込んで食べていると、物乞いが入れ替わり立ち代わりやってくる。 子供と年寄りが多く、屋台のオヤジが追い払うのだがきりがない。 陜西省は中国でも最も貧しい省のひとつ、 家族でズボンを1本のズボンを共有している農家のドキュメンタリーを、TVで見たことがある。