下腹部にも帯状に湿疹が出てきた。果たしてこれは虫刺されなのか、それともじんましんかなにかなのか。痒くてツライ。
朝11時のバスで、ロンボック行きのフェリーが出る村、パダンバイへ移動する。二時間もかからず到着。パダンバイは小さな円形の湾を持つ村だった。バスを降りてすぐの客引き(言い値:バス・トイレなし10000Rp、あり15000Rp)を振り切って浜辺までゆくと、小さいながらもトイレ付きダブルに朝ごはんまでついていて、しかも海に面している部屋が8000Rp、トイレなしhが7000Rpだった。トイレ付きの部屋に泊まった。
部屋の前で座っていても、小学生のコドモが鉛筆やら舟の模型やらを売りに来る。ここの漁舟はたしかにとても特徴のある舳先だ。カヌーのように細い帆舟の舳先が、カジキマグロのようにくちばしの長い魚の形になっているのだ。魚なのにまつ毛付きの目がついていて、長い口が開いていて、開けた内側を赤く塗っている。かわいい。
男の子がその魚の顔の舟の模型を、女の子が魚とか三日月とかペンギンとかが付いた鉛筆などの小物を売りに来る。鉛筆は一本500Rpだったので子供相手だし値切らずに六人から一本ずつ買って退散願ったら、五分とたたんうちに別の一団に取り囲まれた。私は自分の部屋の前の椅子に座って書きものをしている最中だったので、逃げようがない。でもいらない荷物は増やせない。手持ちのビスケットをみんなに配るととても嬉しそうな様子だったので、全く仕方なく袋ごと全部進呈すると、全員の目が輝いた。可愛い。そして早速どこかに行ってくれた。
しかし彼女たちは一団や二団どころではなく、また一度や二度の来訪で諦めてくれたりは全くしなかったのだが…。
海岸なので魚が安い。バラクーダって日本語で何ていう魚なのであろう。一匹3200Rp~3500Rpぐらい。相棒が、これは香港ではわりに高い魚だという。
久しぶりに乾いた気候なので(ウブドゥは湿度が高かった)、ビールを二本も飲んで寝てしまった。大変な贅沢だ。