***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年11月8日金曜日

バリの美術館

相棒の風邪のぐあい芳しくなく、積極的にどこへ足を伸ばそうという気もおこらない。

朝食においしいバナナパンケーキとパパイヤ・バナナ・パイナップルのフルーツサラダを食べて、から、すぐ近くの美術館までぶらぶら歩く。峡谷に掛けられた小さな橋を渡って対岸へ渡ると、美しく設えられた庭と池が美術館の建物を取り囲んでいた。すべての展示物が絵画で、ドキドキするような刺激的な絵が並んでいた。すべてバリニーズアートの傑作ばかり。監視員は監視するともなく入り口に座り込んで、ガムランの木琴をぽこぽこと練習していて、落ち着いた緑の庭にピッタリのBGMになっていた。こんなところに住めたらなあ。

昼食を取り、古本屋で原寮の「私が殺した少女」を購入。というか、日本語の本はそれしかなかった。5000Rp。読了後は店に持っていけば半額で引き取ってくれるという、安宿の多い地区にはよくあるシステムだ。

相棒は薬を飲んでベッドへ、私は買ってきた本を読み始めた。本日の活動はこれにて終了。