***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年4月4日木曜日

湄州島から泉州

起床、文甲へ出発。文甲から船で湄州島へ。島の人に聞くと、天后にお祈りする時は、三つの品をお備えするのが決まりなそうなので、リンゴと梨と飴を買ってみた。 天后宮の本殿は福建様式の反り返った屋根が優雅で軽やかだ。

お香と紙幣(燃やすもの)を買って、熱心にお祈り(主に相棒)。相棒はなんとも気前よくお賽銭を入れていた。相棒いわく、「天后は航海・旅の神様だから、俺様の守護神なのだ!」 へいへいそうですか。「しかも天后は3月23日生まれだ!」ううむ、それって私の誕生日やん。「つまりオマエは天后が俺様に与えてくれた旅と人生のパートナーなのだ!」・・・そうやったんかい。わしに何の断りもなく。

船とバスを乗り継いで蒲田に帰り、そこからバスで泉州へ向かった。元代にはザイトンと呼ばれた世界最大の貿易港であった街で、イスラム教やゾロアスター教の遺跡が残ることでも有名だ。本日はここで一泊。

(追記)泉州のゾロアスター教遺跡についてお問い合わせがあり、改めてちゃんと調べたらゾロアスター教遺跡ではなくマニ教遺跡であった。訂正いたします。 (ここや ここなどをご参照のこと。)