***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年4月22日月曜日

病をおして上海へ移動

夜、死ぬほど苦しく、廈門の悪夢再びであった。寒気がしてやりきれん。おなかもぐるぐる鳴り出した。夜中に起きだして、中山医院でもらったクスリを飲む。薬、これで終わり。ほどなく、腹痛と喉の痛みがあっという間に引いていった。よほど強い抗生物質なのだろう。やだなあ。

しかしながら熱が下がらず、鼻水ズルズルである。朝7時、風邪薬を飲んでまた寝る。ふたたび寒気が始まった。セーター着て靴下はいて、ふとん2枚重ねて眠っているのにこの始末。どうしたわけだ。腹痛がおさまったのはありがたいが、悪寒が全身をはいまわっている。

昼ごろ、相棒が砂糖たっぷり甘甘コーヒーを入れてくれたので、パンを流し込む。もう一杯、甘甘紅茶を入れて寝る。

2時、相棒さしいれのみかんを、寝たまま口をあけて入れてもらう。

風邪薬をもう一度飲んで、寝る。寒気がだんだんおさまってきた。いいぞいいぞ。熱のある時は汗をかいた方が勝ち。(何が勝ちなのだろう?)相棒に布団の上から按摩をしてもらう。痛さの余り、汗が吹き出てきた。

寒気が飛び、汗がどんどん出てきたので、天気もいいことだし外を歩いて直すことにする。私としては食事に出るつもりだったのであるが(<どこまでも食い意地のはったヤツ)、相棒につれてゆかれたのは、医者。わたしは中国の医者に行くのは嫌なのだ。注射がこわいもん。

案の定「注射しましょう」というので、それだけはかんべんしてもらう。だって、どうみてもその注射器は使いまわし。薬をもらってびっくり。45元。廈門一の大病院で留学帰りの医者にみてもらって14元だったというのに、この田舎の開業医はなんなのだ。全島上げてぼったくりな島め。

ちなみに熱は38.5度もあった。にもかかわらず夕方6時の船で上海へ発つ。3等99元なり。二段ベッドが4つ入った8人部屋であった。一番下の等は部屋無し、その上は「筵席」といってござの上に雑魚寝である。

まわりがみんな上海人で、言葉が全くわからん。寝る。