本日も湯はないそうなので、別の宿をさがす。なんで宿ごときでこんなシンドイ思いを・・・ヨソの国では考えられん。
融来小院というお寺の隣に掘り出しもものを発見! 90元(120元から交渉)、農家の庭先といった風情、花壇に花が植わっていて、洗濯スペースと洗濯干しスペースがある。やったあ。
相棒となにやら山寺をめぐるが、体調のためあまり楽しめない。不肯去観音院もたいしたことなかったし。清代の「自殺禁止」の碑がややめずらしかったぐらいか。
相棒によると、地蔵観音は朝鮮の王子で、中国の九華山で修行して悟りを開いたが、「地獄未空誓不成仏」との請願をたて、菩薩として人間会と地獄界で衆上を救い続けているという。(とおばあちゃんが言ってたのだ!と力説。おばあちゃんっ子め。)中国人、弥勒菩薩も布袋さんにしてるしなあ・・・。それだけは太秦の弥勒半伽思惟像を国宝に持つ民族からは許せない所業ではある。
あとひとつ、閻魔大王が地蔵に懸想していると日本で聞いたことあるが、ほんまだろうか?だいたい、どこで聞いたんや、そんなこと。(追記:狂言『八尾』の演目でした。)
歩くのがツライので、宿に戻り花壇を謹賞しながら日光浴。
夜、シャワーの湯は申し分ない水量、温度だった。聞くと隣の融来小院の僧侶の宿泊施設から、 こっそり引いてきているのだという。中国人、なんでもありか。
消灯後、壁が薄く、隣の声が丸聞こえなことが判明。世の中うまくゆかんもんである。
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。