***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年4月29日月曜日

農村サイクリング

昨日夕方5時ごろ、ちょっと横になるつもりで気づいたら今朝8時。昨日のサイクリングがよほどこたえたらしい。気づいたら香港出発以来、ベルトの穴三つ分やせている。病気をしたせいもあるだろう。

本日はガイド(近所の農民)をやとって農村サイクリング・

田んぼのあぜ道を抜け、駱駝山のわきを通って大溶樹(バンヤンツリー)のたもとへ2時間半。マウンテンバイクは、思うに手足が長くて胴の短い人種用だ。私が乗ると前傾姿勢が苦しくてたまらん。ずっと乗ってると、手のひらにタコができそうだ。

大溶樹公園、入場料が12元に値上がりしててびっくり。ただの樹のくせにー!誰がこの金をフトコロにいれているのであろう。結局入場せず。

月亮山へ行く。登る。天気に恵まれず、あまり見通しがよくない、降りる。へとへとである。

放し飼いの鶏を「土鶏」あるいは「農家鶏」という。ブロイラーは「飼料鶏」。ガイドさんの家で土鶏を料理してもらう。自転車にのり、山に登って下りてきた、ぐうぐうのお腹でがつがつ食べた。土鶏の皮や肉はブロイラーに比べてたいそう黄色く、強い歯ごたえがある。味も濃い。ぐふぐふぐふ。

白米が輝くように白く、また美味かった。尋ねると、自分ちの田の新米だからうまいのだ、との誇らしげなお答えであった。この季節になんで新米やねんと思ったが、このへんは二期作で、4月と9月に収穫があるのだそうだ。

2年前と同じく、ガイドさんのノートに感想を記入して、陽朔へ帰った。



そしてこれが本日会心の一枚。


一日チャリにのると。尻が痛くてたまらん。日本のママちゃりのようにふわふわしたサドルではないためだ。私はまだマシだが、骨の上に皮一枚張ってみましたという相棒の尻では、ほんとに辛そうだ。私もそうそう他人の尻を比べたわけではないが、相棒の尻は私が知る限りで一番肉のない尻である。うちの父よりまだないなあ。