早朝6時半、隣の小学校ですさまじい音のラジオ体操が始まるのである。7時までの30分間、なかなかツライものがある。
本日は天気が良いので洗濯日。シャツ4枚、靴下4足、その他イロイロで9時半となる。
洗濯後、相棒がプンプン怒りながら帰ってきた。郵電局から電話をかけたら、3分で52元も取られて、その上手数料を5元も取られたのだそうだ。怒りながら風呂へ行った。他人の横で体を洗うのがいやで、夕べ風呂に行っとらんのだ。かわいいやつ。
現像した写真を廈門へ送る。3.6元。
バスで東湖へ行く。隋唐時代からの採石場で、採石跡に水が流れ込んで湖になってしまったのだそうだ。そそり立つ絶壁が全部人工かと思うと、なかなかすごいものがある。きのう魯迅故居や越王殿でみたコンクリートか石かわからん素材(白っぽい地に、いろいろな小石をはめ込んであるかのように見える)は、ここの石だということが分かった。
紹興名物、フェルトの帽子をかぶったおじさんが、これまた名物足漕ぎ船で遊覧客を引いていた。本日も春風駘蕩である。
バスで市内へ帰り、またしても咸享酒店。茶碗酒2杯に兎・雪菜包。パイナップルで32元。
食後、大塔へ。特筆すべきものでもなし。
雨がひどくなったのでタクシーで帰る。一番小さいタクシーだと、初乗り6元なり。しかし運転手、我々が見るからに外地人なのでメーターを倒さない。ここで倒せと命じても、遠回りされれば同じである。我々には様々な役割分担があるが、こういう時の役割分担も決まっている。相棒はここに住んで1年半になる外地人、私は訪れてきたその友人だ。
私 「せっかく来たのに雨で残念やわあ。」
相棒「今度来るときはまた別のとこに案内したるさかい。」
私 「あんたこっちにきてもう2年やっけ?」
相棒「一年半ぐらいや。12月までここにおるからまたおいで。」
私 「このタクシー代、私がもつからね」
相棒「あかんあかん、アンタは客人、オレは住人。」
白々しい会話が功を奏したか、タクシーは最短距離を走り、初乗りでホテルに着いた。行きの半額である。つーことは、ぼられてたんかい、行きは。
雨がひどいので、ホテルで日記を整理する。