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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年4月16日火曜日

杭州から紹興へ移動

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朝食後、荷物をバスターミナルに預け、杭州市内を最後にぶらつく。本日は晴天なり、くやしい。

全長3キロの蘇堤を歩く。蘇東波が築いた堤である。天気がよく、桃や桜が満開で、 春風駘蕩ってやつである。にもかかわらず、昼食をKFCで取る。外人でスマン。

さて、4時15分のバスで紹興へ。2時間ほどで夕暮れの紹興に到着した。道中の風景は一面の菜の花畑に新築の家がぽつぽつ建ち並ぶといった、新中国の豊かな農村そのものの光景で、こころ和んだ。菜の花ってすごくいい香りなのだ。

とりあえず、安いはずの東湖飯店を目指すが、実見してちょっとひいた。もヒトツ。ツイン27元/一人で、安いことは安いのだが・・・しかしパス。

どの街でもあたりはずれのない華僑飯店に行く。開放が始まった時期に里帰りした華僑用にたてられているため、設備がこましなことが多い。かといってもはやさすがに古いので、経済的な値段設定である。

ツイン70元/部屋。しかしバストイレは共同だ。チェックイン。すると、ベッドはふかふか、窓からの眺めもよく、なかなかいい感じではないの。共同トイレは普通の出来だった。お風呂は一階にあり、なんと湯船が無いこと以外は日本の銭湯そっくり。番台で2元のデポジットと引き換えに小さい南京錠を借りる。銭湯そっくりのロッカーがあり、服を脱いで洗い場へ。中は意外に広く、また人が少なくてよかった、壁に沿って並んでいるシャワーのお湯は、いい加減のやつがじゃんじゃんでてくる。

私は機嫌良く帰ってきたのだが、相棒はこれがダメなようだった。他人の横でハダカになるのがツライらしい。神経質なやつ。まあ、始めてならしょうがないか。

お風呂の回りは石鹸の香りがほのかにただよい、洗い髪の男女が行き交い、いい感じである。1回3.5元で外部の人にも開放しているのだ。にたような風呂屋をまちなかでも見かけたので、紹興の風習なのであろう。相棒は始めてみたと言っていた。