さて、しつこく納得の行く宿探し。無い。こんな田舎なのに、観光地はオソロシイ。
どうしてリーズナブルな宿が発達しないかというと、中国人、そういうところへ自分の金で泊まる人があんまりいないからである。発票(領収書)一発で経費で落とせる階級の人間しか、観光旅行なんかいたしません。自分のフトコロが痛まないため、コストパフォーマンスの追求なんかしないのだな。こういう場合、市場原理は働かない。
探している間にも、前日から具合の悪かったワタクシ、目が眩んで一歩も歩けないほどの体調になる。相棒が考えて、220元のバス付きの宿にゴーインに決定した。山の上のガラガラホテル、350元を負けさせてきたという。チェックイン。持病のB胱炎(とくに伏せ字とする)を併発したワタクシ、750mlのミネラルウォーターを2本飲み干して、 10分に一回の割合でトイレへ行く。本日は観光どころではない。
楽しみにしていた風呂の湯は出ない。水道管が破裂したというがほんままいな。宿泊客が我々だけなので、手動のボイラーを沸かすのを面倒がったのだろうなあ。ポットをいくつも持ってきてもらい、水で埋めて風呂にする。3日ぶりの風呂である。