起床、もう一度大小天平へ行くも、頭痛のためあまり楽しめない。体を引きずるようにして近所の四賢祠へ行くと、清代の石碑を幹に呑み込んでさらに成長しつづける古木があった。樹齢千年に近いそうだ。相棒が、幹に両手と額をを付けて瞑想してみろ、と言う。確かに頭痛がマシになったような気がする。って、んなわけあるかい。錯覚に決まっとるがな。行きよりは少し速い列車で桂林へ戻る。バスはまだストライキ中である。1時間ぐらい。しかし席無し。頭痛がぶりかえす。体もだるくなり、車両連結部でへたりこむ。
やっとこさ桂林到着、すぐに医者へ行く。たいしたことないが上呼吸器感染を起こしているとやらの診断で、たいしたことないと言うわりには6種類もの謎のクスリを処方される。80元。しかも病院の薬局ではなにやらこちらの風体を見た上で、「処方箋の薬代単価が間違っているので、あと40元追加しないとこれだけの薬は出せない」と、なにげにぬかしよった。
「じゃあ、さっきの医者に確認してくるから」と処方箋をひったくると、なにやらごちゃごちゃ言ってけっきょく薬を出した。もう中国で医者へ来るのはよそう。薬剤師がはっきり説明できた薬のうち、薬の箱などから正体が明らかな2種類のみを服用することにする。イブプロフェンとサルファ系の抗生物質であった。
桂林にて一泊。
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書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。