***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年5月26日日曜日

静かな村、静かな湖を散策

対岸にモンゴル族(フビライの雲南攻めの帰りに置いてきぼりを食らった兵士の末裔)の村があるらしいが、今では言語・習慣ともに摩峻族に同化しているそうなので、行くのはやめにする。なにしろ馬で一日かかるっていうし。

村にはレストランが一軒もなく、食事に非常にこまる。なんとはなれば、宿の女主人の料理の腕がもひとつなのであった。おまけに朝、窓から外を見ていると、湖に造ったいけすの横で宿の下働きとおぼしき少女が洗剤を派手に泡立てて洗濯、いけすの魚が全部腹を見せて浮いてしまった。女主人がそれに気づいて魚をすべて厨房に回収。本日はきっと魚料理の夕べとなると予測されたが、相棒と二人でぜったい魚だけは食べないでおこうと確認し合う。

静かな村、静かな湖を散策して日が過ぎる。