***このブログについて***

書き続けている日記のうち、旅行記をここにまとめておきます。右サイドメニューの「その他の旅行」から各旅行の目次に飛べます。サイドメニューの下のほうの「痩公胖婆400天渡蜜記」は、一年と少し(1996/03/31 - 1997/06/01)にわたった新婚旅行の記録の目次です。気が向いたときにぼちぼちあげています。

1996年5月29日水曜日

納西古楽の演奏会

麗江へ戻る。本日のくそったれバスと来たら、バスターミナルから出るなり、いや、まだ出切ってない、尻がまだバスターミナルの敷地に引っかかっている状態でさっそく故障。そのまま頭を道路に突き出した状態で2時間40分の修理に入った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・ <歯噛みをする音。

しかしその分運転手も気が焦ったらしくがんがんとばし、昼食時間も半分にしてとばしまくったせいで、5時過ぎには麗江に入ることができた。行きと違って今回は私も眠っていなかったので、相棒が繰り返し語った例のキョーフの大峡谷をしっかり見ることができて震え上がった。中国の運転手というのは、内輪差ということを余り考慮していないのではなかろうか。それと、坂を降りるときにギアを空にするのはやめて欲しいです・・・

麗江賓館にチェックイン。夜は納西古楽の演奏会が開かれる夜なので、早速聞きに行く。20元。5年前と違って風情のある古い民家の中庭ではなく、彼ら自身の練習所とおぼしき場所での室内演奏であった。見覚えのあるおっちゃん(納西古音楽会会長の宣科先生である)が出てきて、英語と中国語で説明をしてくれた。両方とも難なく聞き取れるようになっているのでちょっとうれしい。5年前は中国語は全くだめ、英語も半分ぐらいしか聞き取れなかったものなあ。

灯りが消えて音楽が始まった瞬間、5年前と同じように鳥肌が立った。荘厳な調べ。にもかかわらず、隣の中国人ときたらずっとしゃべってるのだ。シンガポール人の団体も半時間遅れで入ってきて、やはりしゃべるのであった。おもわず注意しちゃったよ。都市部の知識層はまたちがうんだろうけどなあ。